家に入るなり私を大声で呼ぶ大我。
私の彼氏で、この家で同棲している。
髪を巻いていた私を後ろから抱きしめて、か細い声で言った。
アイロンを置いて部屋を移動すれば、後ろをちょこちょこと着いて来る大我。
出掛けようとした私を突然抱きしめる大我。
ギューッて抱きついて一向に離れない。
大我は黙ったまま私の首元に噛み付いて、赤い跡を残した。
大我のこういう行動はいつものことで、
困ることもあるけど愛されてるのがわかるから、嬉しい。
キスマークは会場近くでファンデで隠そうなんて思いながら、駅へと急いだ。
それから数時間後・・・
時刻は22:59。
まだ家にたどり着くまで5分はあるのに、
大我との約束の時間まで残り1分。
同窓会中、何度も大我からのLINEが届いていたのも気づかなかった。
走って家に駆け込むと玄関で待っていた大我があからさまに怒った顔でこちらを見ていた。
目の前が真っ暗になって、大我に抱きしめられてことに気づいた。
私が否定すると大我は身体を離して私をじっと見つめた。
大我は声を荒らげた私をもう一度ギュッて抱きしめた。
チュッてリップ音をたてながら、唇に触れるだけのキスをする。
私の頬や首筋にキスを落として、大我は私を愛でる。
大我にしがみつくように抱きつくと、嬉しそうに笑った。
私からキスをすると真っ赤な顔で照れる大我が可愛くて、もう一度キスをした。
そう言って大我は私を押し倒した。
私の彼氏は嫉妬深くて、束縛がひどくて・・・
だけど、私を全力で愛してくれる愛おしいひと。
fin
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🍌Hi丸💖『雛垣Love』さんリクエスト、
京本大我くんの小説でした★
リクエストから時間かかってごめんなさい💧
束縛でリクエストいただきましたが、
ちょっと狂気的になりそうだったから
少し抑えたら束縛にしきれなかった💦
ごめんなさいー(´・_・`)
みなさん感想くれたら嬉しいです♪
お待ちしてます!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。