第44話

愛おしい人 feat.京本大我
24,803
2019/07/18 08:09
京本大我
京本大我
あなたちゃーん!!
家に入るなり私を大声で呼ぶ大我。
私の彼氏で、この家で同棲している。
あなた
おかえり、大我。
京本大我
京本大我
あれ?どっか行っちゃうの?
あなた
今日同窓会だよ!前言ったじゃん(笑)
京本大我
京本大我
男いる?
あなた
んー、何人かは来るんじゃないかなぁ?
京本大我
京本大我
・・・か・・・ない・・・で
あなた
ん?なーに?
京本大我
京本大我
行かないで?

髪を巻いていた私を後ろから抱きしめて、か細い声で言った。
あなた
参加するって言っちゃったもん
京本大我
京本大我
熱出たって言えば?
あなた
さっき幹事の子にLINEもしちゃった

アイロンを置いて部屋を移動すれば、後ろをちょこちょこと着いて来る大我。
京本大我
京本大我
ねーねー、俺も着いてっていい?
あなた
だめ!
京本大我
京本大我
じゃあ送り迎えするだけは?
あなた
それもだめ!
京本大我
京本大我
えー
あなた
早く帰るから。ね?
京本大我
京本大我
じゃあ11時までには帰ってきて
あなた
わかったよ
京本大我
京本大我
絶対だよ?
あなた
はーい!じゃあ行ってきます!
京本大我
京本大我
待って、あなた

出掛けようとした私を突然抱きしめる大我。
ギューッて抱きついて一向に離れない。

あなた
大我、遅れちゃう
京本大我
京本大我
・・・
大我は黙ったまま私の首元に噛み付いて、赤い跡を残した。
あなた
ちょっと・・・大我っ!
京本大我
京本大我
俺のものってシルシ!
いってらっしゃい!
あなた
いってきます

大我のこういう行動はいつものことで、
困ることもあるけど愛されてるのがわかるから、嬉しい。

キスマークは会場近くでファンデで隠そうなんて思いながら、駅へと急いだ。



それから数時間後・・・





あなた
絶対間に合わないっ!!

時刻は22:59。

まだ家にたどり着くまで5分はあるのに、
大我との約束の時間まで残り1分。
同窓会中、何度も大我からのLINEが届いていたのも気づかなかった。
あなた
ハァハァ・・・ただいま、
京本大我
京本大我
おかえり。今の時間は?

走って家に駆け込むと玄関で待っていた大我があからさまに怒った顔でこちらを見ていた。
あなた
23時3分・・・です。
京本大我
京本大我
何時までに帰るって約束した?
あなた
でも頑張って1分巻いたんだよ・・・っ!!

目の前が真っ暗になって、大我に抱きしめられてことに気づいた。

京本大我
京本大我
遅くなるなら連絡してほしいんだけど
あなた
ごめんなさい
京本大我
京本大我
連絡も、なんで返してくれないの?
あなた
スマホ見てなかったから気づかなくて・・・
京本大我
京本大我
俺より友達なんだ
あなた
そういうわけじゃないよっ!!

私が否定すると大我は身体を離して私をじっと見つめた。
京本大我
京本大我
本当は浮気してたんじゃないの?
あなた
してないもん
京本大我
京本大我
久しぶりに会った同級生と・・・ってよくあるよね?
あなた
私が好きなのは大我しかいないんだから。
信じてよ!!

大我は声を荒らげた私をもう一度ギュッて抱きしめた。

京本大我
京本大我
・・・疑ってごめん
あなた
私も大きい声出して、ごめんね。
京本大我
京本大我
俺、心配なのっ!
あなた
ん?
京本大我
京本大我
あなたちゃんが離れていっちゃうんじゃないかって・・・
あなた
大我から離れないよ
京本大我
京本大我
本当に?
あなた
嘘なんてつかない(笑)
京本大我
京本大我
ねー、あなたちゃん!!

チュッてリップ音をたてながら、唇に触れるだけのキスをする。
あなた
えっ///
京本大我
京本大我
本当に好きなんだ

私の頬や首筋にキスを落として、大我は私を愛でる。


京本大我
京本大我
プニプニのほっぺも、
あなた
んっ・・・///
京本大我
京本大我
細くて綺麗な首筋も、
あなた
あっ///
京本大我
京本大我
全部好きだよ。
あなた
・・・大我っ///
京本大我
京本大我
俺のものってシルシ、ちゃんと周りに見せつけた?
あなた
みんなにからかわれて大変だったんだからっ

大我にしがみつくように抱きつくと、嬉しそうに笑った。
あなた
どうしたの?
京本大我
京本大我
幸せだなーって(笑)
あなた
私も幸せだよ
京本大我
京本大我
・・・束縛、嫌じゃない?
あなた
んー、愛してくれるのはすごい嬉しいけど・・・もう少し信じて欲しいかな?
京本大我
京本大我
束縛しないように頑張る
あなた
私も大我が好きってこと、もっとちゃんと伝えるね?
京本大我
京本大我
どうやって?(笑)
あなた
んー・・・こうやって!!チュッ

私からキスをすると真っ赤な顔で照れる大我が可愛くて、もう一度キスをした。
京本大我
京本大我
あなたちゃん///
あなた
大我にたくさんキスしたくなっちゃっちゃった(笑)
京本大我
京本大我
ねぇ、もっと愛し合おう?

そう言って大我は私を押し倒した。








私の彼氏は嫉妬深くて、束縛がひどくて・・・

だけど、私を全力で愛してくれる愛おしいひと。







fin
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🍌Hi丸💖『雛垣Love』さんリクエスト、
京本大我くんの小説でした★

リクエストから時間かかってごめんなさい💧

束縛でリクエストいただきましたが、
ちょっと狂気的になりそうだったから
少し抑えたら束縛にしきれなかった💦
ごめんなさいー(´・_・`)

みなさん感想くれたら嬉しいです♪
お待ちしてます!

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