通された涼くんの部屋は綺麗に整理整頓されていた。
ガリさんこと猪狩蒼弥は私の彼氏であり、涼くんと同じグループのメンバー。
蒼弥と仕事に関わることで喧嘩してしまった私は唯一連絡先を知っていたメンバーの涼くんに相談を持ちかけた。
突然の相談なのに家にまで入れてくれて、気さくに話しかけてくれる涼くんと乾杯をして缶チューハイを飲む。
荒んだ心に染みるように身体に入っていくアルコールを流し込むように飲んだ。
しゃっくりで上手く喋れない程に飲みすぎた私は何度も涼くんに喧嘩の時の状況を語っていた。
お酒を飲むと感情のコントロールが効かなくなる私は、涼くんの前で泣きじゃくる。
そんな私の私の頭をずっと撫でてくれた涼くんにすっかり心を許していた。
言ってることを理解する前に涼くんの唇が私の唇に重なった。
喧嘩したことで心にぽっかりと空いた穴と、お酒のせいだったのかもしれない。
私は涼くんのキスやそれ以上に進んでしまいそうな雰囲気に飲まれてしまったんだ。
私の手を取って立たせると、隣の寝室へと手を引いていく。
今、手を振り払えば、嫌だと言えば、一線を超えてしまうことは無い。
頭は妙に冷静で、そう理解している。
ーーだけど、出来なかった。
私の身体は簡単にベッドに押し倒される。
両方の手首を涼くんに掴まれて顔の横で固定されると、そのまま涼くんの顔が近づいてきて何度もキスを落とされた。
私の頬に手を添えると、さっきよりも深くて長いキスをした。
手馴れた様子で洋服を脱がせていく。
抵抗することなく、私は少しずつ纏う生地がなくなっていく身体をシーツで隠した。
シーツを奪われて露わになった胸の先端を隠すように、涼くんは先端を口に含んだ。
小さくうごかされる舌に自然と声が漏れる。
静かな寝室には涼くんが舐める音が響いて、私の脳を音でも刺激する。
顔を上げてニッコリ笑うと、涼くんは私にキスをした。
手を添えて優しく揉むように胸を愛撫しながら、何度もキスを落とす。
舌を絡めてキスをされると、あまりの激しさに息苦しくなって涼くんの胸元を叩いた。
涼くんはチュッと音を立ててキスをしてから、胸を口で愛撫して、身体を大きな手でなぞるように触れる。
触られる度にその部分が熱を帯びていくのがわかった。
涼くんの手が私の脚へと伸びると、太ももの内側をゆっくりと焦らすように滑らせた。
言葉と共に私の秘部に手を添えるから私が反応すると、涼くんは楽しそうに笑った。
そう言って秘部に添えた指を動かすと、ソコは"くちゅっ"と卑猥な音を立てた。
さっきまで"あなたちゃん"だった呼び方は呼び捨てに変わって、涼くんのS度が増していく。
指で掬った愛液を私の目の前に差し出すと、涼くんはその愛液で濡れた指をいやらしくなめた。
クリを擦るように手を動かすと、悲鳴にも似た声が漏れた。
涼くんは私の中へと指を入れて、中の愛液を掻き出すようにゆっくりと指を出し入れした。
くちゅくちゅと指の動きに合わせて音を鳴らす。
返事をする前に涼くんは私の秘部に顔を埋めて、愛液を垂らしているソコを舌で舐めていく。
蒼弥にもされたことのないその行為は、恥ずかしさと気持ちよさで頭の中を真っ白にしていった。
しばらく続くその快感と恥ずかしさの混ざった行為に、私はただ声を上げて溺れていく。
私がイキそうになると、涼くんは秘部を舐めるのを止めて、少し落ち着いた頃に再びそこを執拗に舐める。
それを何度も何度も繰り返した。
イキたくてもイかせてもらえないのが続いたせいで、私の理性は無くなっていた。
私の頭を撫でながら、涼くんは意地悪な言葉を並べる。
そう言ってわたしの穴に大きくなった先端を擦り付ける。
この状態で終わるなんて出来ない程、私は彼氏じゃない涼くんとのセックスに溺れていた。
涼くんがグッと腰を突き出すと、硬くなったモノが私の中へと入ってきた。
焦らされたそこはその刺激だけでもイッてしまいそうな程気持ちがいい。
そう言って涼くんは腰を動かすスピードを上げた。
涼くんは私を抱き上げると、慣れた手つきで体勢をバックへと変えた。
腰を掴んで奥を突かれると、さっきまでとは違う快感が私の身体を襲う。
涼くんのまさかの提案に首を振りながら抵抗するけど、涼くんはそれを許してはくれない。
私の腕を後ろに引いて上半身を起こさせると、更に奥を突いてくる。
蒼弥の名前を呼びながら絶頂を迎えると、涼くんは力がなくなった私をゆっくりとベッドへ寝かせた。
まだ硬く大きなままの涼くんのが私の中へと挿入される。
イッて敏感になったそこは、既に2度目の絶頂を迎える準備は整っている。
涼くんの腰がスピードを増すと私は2度目の絶頂を迎えて、涼くんは私のお腹へと白濁のものを吐き出した。
事が済んで酔いも冷めてきた私の中に、一気に蒼弥への罪悪感が現れる。
そう言って涼くんは私の頭に手を乗せて、何事も無かったかのように優しく微笑んだ。
fin.
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みなさま!久しぶりの更新になり、
大変お待たせしてすみません😭
RICO@さんリクエスト、
橋本涼くん🔞小説でした★
大変長らくお待たせしてごめんなさい🙏
猪狩くんの彼女が橋本くんとヤッちゃうという
シチュエーションでのリクエスト!
終わらせ方迷いましたが、いい男風に!?笑
彼氏の友達(仲間)とのワンナイ、
いかがでしたか?
みなさん感想やいいねくれたら嬉しいです♪
お待ちしてます!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!