外が暗くなったのに電気をつけていない薄暗くなった部屋で、私はひとりイった。
一人きりの部屋で自慰行為をしているはずだった。
ひとりでシテるときに、仕事をしているはずの辰哉が帰ってきてバッチリ見られてしまった。
「よいしょ」って私が横になるベッドに寝転がると、左手で自分の頭を支えながら、右手で私の頬に触れた。
突然のことに頭がついていかなくて私の中に入れたままだったバイブを辰哉が思い切り抜くと、イったばかりで敏感な私は声をあげた。
答えに困っている私に辰哉はキスを落とす。
舌を絡めて、何度も角度を変えるように唇を触れさせる。
さっきまでひとりでシテた私が求めていた他者からの刺激。
愛する辰哉からの刺激。
口で言うのははずかしかったから、ゆっくりと首を縦に振ると、辰哉は笑っていう。
バイブを手にして笑う辰哉。
恥ずかしくてイヤイヤと首を振る私なんてお構いなしに、辰哉は私の中に再びバイブを押し込むとスイッチをONにした。
辰哉によって動かされるバイブは、私の中で暴れ回る。
バイブを動かす度にグチョグチョと中をかき混ぜるような音が響いていく。
辰哉にバイブで弄られてからまだイッていない身体はまたイクことを求めている。
なにより、辰哉のが欲しい。
そう言って辰哉は私の中にバイブをいれたまま、パンツを履かせる。
パンツで固定されたバイブはより深くへと入って私を感じさせた。
あまりの快感に自分で手を伸ばして抜こうとするけど、辰哉はそれを許さない。
一度ベッドから降りると、クローゼットから2本のネクタイを取り出して戻ってきた。
いつもの優しい辰哉なのに私に掛ける言葉はいつもよりエッチで、なんだか変な感じがする。
私が恥ずかしがるのは、辰哉にエッチなポーズを取らされたからで、私は仰向けのまま自分で自分の膝を抱えるようなポーズをさせられている。
そう言ってさっき持ってきたネクタイで右手と右脚、左手と左脚を結ぶと恥ずかしいポーズを固定させた。
私が拒否してる言葉なんてお構い無しに、辰哉は私の中で暴れるバイブのスイッチを"強"に変えた。
訴えも虚しく辰哉はシャワーへと向かって、静かになった部屋ではウィンウィンと機械音だけが響いた。
自分の手足はネクタイで縛られていて動かせなくて、規則的に動くバイブにただただ感じていた。
もう何度目だろう。
30分間休むことなく与えられる快感に、私は何度もイッていた。
タオルだけを腰に巻いた辰哉がシャワーを終えて出てきたことは分かるのに、私は喘ぐことしか出来ずに辰哉を見つめた。
私の目に溜まった涙を手で拭って笑う辰哉。
パンツ越しにバイブを引くと、またいい所に当たるように調整して辰哉はベッドから離れた。
脱衣場から聞こえるドライヤーの音をかき消すように、私は大きな声を上げてイッた。
ネクタイで固定されていなければ、ベッドに横たわることしか出来ない程疲れきった身体。
もう限界まで体力を使ってるはずなのに、
ーなんだか物足りない・・・
辰哉は、私に謝りながら手足を縛っていたネクタイとバイブを外した。
辰哉に手を伸ばすと、私を抱きしめてキスをして、準備万端な私の秘部に手を伸ばした。
そう言って私の手をタオル越しに辰哉のソレに触れさせる。
そう言って笑いながら、私の中に辰哉のソレを挿れた。
まだ一部しか入ってないのに、ずっと辰哉のソレを求めていた私はもうイキそうなくらい気持ちいい。
胸やお腹を手で撫でながら、腰を深く深く落としていく辰哉に、ただただ感じていた。
辰哉が腰の動きを速めて奥を突くと、私も今日何度目か分からない絶頂へと向かう。
同時に果てた私たち。
何度もイッた私は、そのまま意識を失った。
気を失った私の頭をそっと撫でていたことは、
後から知った話。
それから何時間か過ぎて、目覚めた私は辰哉の腕の中に居て、
優しい辰哉の意地悪は、優しい嫉妬。
fin
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北斗の嫁💖さんリクエスト、
深澤辰哉くん🔞小説でした★
玩具放置プレイのリクエストでした!!
優しいふっかなので怖い感じじゃなくて、
玩具に嫉妬しちゃう可愛い感じにしてみましたw
いかがでしたか??
北斗の嫁💖さん、お待たせしてごめんなさい🙏
みなさん感想やいいねくれたら嬉しいです♪
お待ちしてます!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!