屋上に続く階段を駆け上がって屋上の扉を開くと、いつだってそこには大好きな君がいた。
屋上のベンチに座って空を見上げていたラウは、私に気がつくと、ゆっくりと立ち上がって近づいてくる。
なんだか困ったように下を向いたラウ。
最近、金髪になったのも、仕事で休みが多くなったのも、全部映画の撮影だったのかって、点と点だった事実が一気に線で繋がった。
ラウと私は同じ高校になってからずっと仲が良くて、誰もが認める親友になった。
そんなラウに恋をしたけど、"親友"になってしまった私たちがそれ以上の関係になれるわけがなかったんだ。
思ってもみない回答に困っている私の顔を覗き込むように、ラウは屈んだ。
時が止まった気がした。
ラウが言った言葉がまるで踊り出すように頭の中を駆け回っていくけど、一向に理解が出来ない。
気がついたらラウの腕の中にいて、バクバクと大きく鼓動するラウの心臓の音まで聞こえる。
ラウの言葉は嘘やセリフじゃないってハッキリわかった。
抱きしめる腕にもっと力を入れて、喜ぶラウが可愛くて、私も抱きつく腕に力を入れた。
私の返事を待つ前に、ラウの唇が私の唇二重なって、柔らかい感覚が伝わってきた。
そう言ってニコって笑うラウ。
あまりのかっこよさに、想いが通じあったことが嘘なんじゃないかって思った。
私の手を取って歩き出すラウ。
屋上に出るドアから視覚になる物陰に移動すると、再び私にキスを落とした。
また私の返事を聞かずに、私の胸に手を当てると、胸の膨らみを大きな手で包んだ。
優しく触れられるから、気持ちよくて、身体の力が抜けていく。
自分で触れなくても先端が主張しているのが分かる。
恥ずかしいけど、もっとシたいって身体が求めていた。
ベンチに私を座らせると、ラウも隣に座って制服の下から手を忍ばせた。
ヒヤリと冷たい感覚が襲うけど、それすらなんだか気持ちいい。
ラウは私の服をまくって、服の中に頭を入れるように私の胸にしゃぶりついた。
まるで赤ちゃんみたいに私の胸をしゃぶりながら、ラウの右手が私のスカートの中に入っていく。
スルスルとスカートの中を進んだ手は、私の下着にたどり着いて、いとも簡単に下着の中へと入っていく。
わざと音を立てるようにくちゃくちゃとそこを掻き乱していく。
音を聞いているうちに、耳まで侵されているように熱くなった。
秘部に触れていた指を抜いて、私に見せるように指についた愛液を舐めとった。
恥ずかしくてラウの胸元に顔を隠した。
ガチャガチャと音を鳴らしながらベルトを外すと、ラウはズボンを下ろした。
ベンチにしっかりと座ると、膝をポンポンっと叩いて私を招いた。
私はラウに押し負けて、そっと立ち上がると、パンツを脱いでラウの上に跨った。
ゆっくりと腰を落としていくと、クプッと音を立てて私の中にラウの先端が入ってくる。
恥ずかしくてラウの胸を叩くと、ラウは私を包むように大きな腕で抱きしめた。
最奥を突くようにラウのソレが私の中を動くと、その衝撃に声が漏れた。
必死にラウに抱きついて声を我慢するけど、腰を動かされる度に大きくなる声。
しっかり捕まりながら顔をラウに向けると、優しく口を塞いでくる。
優しくて、温かくて、気持ちいいキス。
そう言って私のおしりをもっと更に腰の動きを大きくしていく。
ラウの上で大きく仰け反ってイッた私。
その締めつけでラウも私から慌てて抜いて白濁の液を吐き出した。
抱きしめあって息を整える私たち。
今、愛し合っていたことを噛み締めるように、力いっぱい抱きついた。
二人でおでこをつけて笑い合うと、どちらからともなくキスをした。
ラウの肘の上が、ラウのいる屋上が心地よくて、しばらく私たちは愛を囁きながらキスを何度も落としていた。
ラウから降りた私を見て、ラウが大きな声を上げた。
慌てて持ってたティッシュで拭き取るけど、ラウの出した液は乾いてもスカートに白くシミを作った。
そう言ってラウは来ていたブレザーを脱ぐと、私の腰に巻いた。
ラウのブレザーは私の腰に巻くには十分すぎる大きさで、私のスカートを綺麗に隠した。
私の手を取って教室まで歩いていく。
もう授業の始まった教室は静かで、私たちが入ると教室中の視線が集まった。
ラウは私を後ろから抱きしめて、舌を出して笑った。
fin
——————————————————————–+++
めい╰(W)╯さんリクエスト、
ラウールくん🔞小説でした★
お待たせしてごめんなさい🙏
シチュエーションおまかせ頂いたので、
同級生の親友の女の子との恋にしてみました💖
高校生の甘酸っぱい感じにしたくて、
彼氏のブレザーを腰に巻くやつ取り入れてみた←
みなさん感想やいいねくれたら嬉しいです♪
お待ちしてます!
+++–——————————————————————
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。