薄暗い部屋の中、生まれたままの姿で愛し合う二人。
相手が恋人ならいいのに。
私を抱くのは、義弟。
夫に内緒の関係が1年続いている。
甘いキスを落としながら廉くんは腰の動きを早くして快楽へと溺れる。
肌がぶつかる音が部屋に響いた。
限界になると廉くんは私を呼び捨てにする。
何度か腰を打ち付けてから最奥を突いて、私のお腹に大量の欲望を放った。
後始末をして、廉くんの大きなシャツを羽織った。
キッチンまで追いかけてきた廉くんは、私に後ろから抱きつくようにしてコーヒーを注ぐ。
私を廉くんの方に向かせると、子犬のような顔でもう1度問いかける。
二人きりのときは決して夫の名前は言わない。
複雑な関係の私たちが決めたルール。
現実を思い出したくないから。
廉くんが注いだコーヒーを持って、リビングのソファに移動する。
いつもより甘えてくる廉くんが可愛かった。
少し寂しそうな顔でこっちを見た廉に微笑み返すけど、夫がいる私からは"好き"なんて言えなくて。
"好き"って言葉を飲み込んだ。
隣に座る私を抱きしめて、廉は言った。
一瞬にして私の目の前の景色が変わって、
廉の顔と天井が視界に入り、ソファに押し倒されたことを理解する。
嬉しそうに笑う廉くんの首に腕を回してキスをした。
子供みたいに素直に喜んで私を抱きしめる廉くんがたまらなく好き。
乱暴にシャツを剥ぎ取って私の胸にしゃぶりついた。
溢れ出る感情をぶつけ合って、
これからも私達は秘密の関係を続けていく。
fin
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hinanoさんリクエスト
廉くん小説でした!
設定はおまかせで頂いたので、
「それでも、君が好き。」で純愛書いてるので、
R18×許されない恋的なものをw
いかがでしたでしょうか?
またぜひリクエストしてください!
お待ちしてます!
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。