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冬は長い。
暦だけを見るならば夏のほうが少しばかり優勢であるが、外に出ることさえ億劫に感じてしまう寒さ。永遠にも思えてしまう夜の孤独を想像すれば、大半の人は冬の方が長く感じるのではないだろうか。
だが、そんな季節とももうおさらば。
冷たい雪が溶け、藤も、楓も、槻の木も皆忘れずに芽を吹き出した。
恵みの春がやってきたのだ!
春は別れと、そして出会いの季節。
さて、この世界には6つの財閥家がある。
それぞれがそれぞれの場で多大な成果を挙げ、今ではどの界隈でも知らぬ者はいないと言い張れてしまうような、大きな大きな力を持っている財閥だ。
伝統を重んじ何事にも全力で挑む日真家。
飛び抜けた社交性で場を和ませる雨野家。
美しく時に冷酷無情と恐れられる紫藤家。
甘いマスクで優しく人を包み込む黄瀬家。
個性が強く誰よりも芸術を愛する葉色家。
そして、最も謎に包まれた桜木家。
全てがバラバラな財閥家たち。
そんな財閥家次期当主の6名が同学園に通うことになったという。
これは前代未聞のビッグニュースとなるだろう。
否、もうなっている。
既に本日、次期当主6名が入学と噂の『私立音咲学園』では多くの見物客やカメラとマイクをバッチリ構えた記者でごった返しており、謂わば粗方無法地帯となっているのだ。
もとから知名度が高く、国から認められた秀才のみが入学を許される超エリート校なのだ。
注目の的となるのも頷ける。
それにしても今年は度が過ぎていると言われれば何も言い返すことが出来ないのも事実なのだが。
さぁ、こんな筋書きから始まる6人の青春の物語、貴方も覗いてみませんか?
新年あけましておめでとうございます
はじめまして、作者の雨色と申します
本作は『6大財閥の次期当主たち』のリニューアル作品となっております
のんびり投稿になりますが丁寧な執筆を心掛けて精進して参ります
皆様にとって幸多き1年になりますように!
本年も宜しくお願い致します
旧版に興味のある方は此方のリンクから飛んで頂けます













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。