永瀬side
朝は仕事がなくて、9時まで呑気に寝ていた。
やっとのことで起きて、リビングに行くと、
やけに静かなあなたがいた。
『おはよう、』
遥「…おはよう」
『どうしたん?熱でもあるんか?』
遥「…!いやっ、大丈夫大丈夫!!!(図星)」
『…図星、か
何℃だったの?』
遥「38.4」
『結構高いな
まあ今日の仕事は休んどき』
遥「今日は行くって決めたから」
『あかんて。共演者の皆さんに迷惑かけてどうすんの』
遥「行かないほうが迷惑でしょ」
『と、に、か、く、今日は休んで』
遥「むりむりむりむりむりむりむりむりむり!!」
『はぁーもー。
絶対無理しない??』
遥「しないって!!」
『今日だけ特別な!!』
遥「うん!!ありがと」
あなたの笑顔にやられました。←
今日だけ特別とか言いながら、毎回許してる気がする、、()
喜んでるんで良かったです。
……ってかあなた今日バラエティじゃなかったっけ?
顔死んでたら、終わりだよ。
『ホントっ、無理するなよ』
遥「うんっ、大丈夫」
ほんと、心配だな。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!