第5話

クロの家
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2018/02/28 10:34
『おおー…久しぶりに入ったなぁ…クロの家。』
「あー…そういえばそうだな。久しぶりに入った感想は?」
『汚い』
「ヒドイ」
『…あれ?おばさんは?』
「仕事ー。こっちも1、2年じゃねぇけど、しばらく帰ってこない」
「だから、お前がきてくれてちょうどよかった。ありがとな」
『いや、こっちもありがとう』



私が案内された部屋は、クロの部屋の隣の、空き部屋だった。
結構キレイだったし、広いからよかった。



『早速だけど、さっきめっちゃ汗かいたから、シャワー浴びていい?』
「エンリョなくドウゾー」
『ありがと』



さてと…たしか風呂場は、コッチだったかな。
…おお、あってたあってた。
私はポイポイ、と近くにあった洗濯カゴに服を脱ぎ捨てて、風呂に入ろうとすると、










「翼!お前着替え…」








クロがカーテンを開け、はいってきた。






『「あ」』
と、二人で同時に言うと、クロはすぐさま後ろを向いて、こう言った。






「…遅かったk…ぎゃあああああ」
私はクロが言う前にクロに蹴りをいれていた。夜っ久んか。
「へっくしゅん。やべぇ…風邪かも」














『…せめてカーテン開ける前に名前を呼んでくれ』
「ごめんなさい」
「…にしても翼…」
『ん?』
「お前…








育ったn…ぐわあああああ」
今度はミゾを殴った。
マジでいい加減にしろよコイツ
…ていうかしっかり見てたのかよ…




『もう着替えは持ってきたし、今度こそちゃんとシャワー浴びるから、言いたいことがあるなら今言って』
「…ないです」
『わかった。じゃあもう一回来たら今度こそ殺す』
「…はい」






そして今度こそ、近くにあった洗濯カゴに服をポイポイと脱ぎ捨て、風呂に入ってシャワーを浴びた。
『…あー…本当風呂って幸せ…』
あったまる〜






『よし。今度は何事もなく入れたな』
「…すんません」
『分かればいい』
『それより、晩飯食べよう』
「そうだな、腹へった」
『何がいい?』
「なんでもいいデスヨ〜」
『わかった』
なんでもいい、と言われたので、冷蔵庫にある食材で作ろうと思い、作ったのは…











『肉と味噌汁とサラダだ!!たっぷり食うがいい』
「おお!美味そー」
『「いただきまーす」』
「…うお!!美味ぇ!!」
『お、そりゃあよかった!』

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