「さっきはごめんなさい。って、なんで龍くんがいるの?!」
龍太「大阪おったから!笑」
「じゃあ、持ってきてる?」
龍太「もちろん!はい!元気の源!」
「ありがとう!」
龍太「じゃあ、無事戻ってきたところでまた練習スタート!」
「よし!」
龍太「いや、あなたはこちらでーす!」
「え…」
龍太「とりあえず寝ろ!顔色めっちゃ悪い。」
「でも…」
龍太「体調崩して本番出れなくなったら困るから!その時には俺教えるから!ほら!」
「うん。」
龍太「おやすみ!」
「おやすみ💤」
道枝「なんで、あなたちゃん、心配されたくないんやろ…」
拓哉「僕とあなた、小さい頃に色々あって、心配されて制限されて余計に辛くなったことがあって…その時のことがトラウマで…ごめんなさい🙏でも、大丈夫です!今回のこと、あんまり気にしないでください!」
長尾「色々大変やな」
拓哉「そうですね!笑」
龍太「あなた、寝たで!」
拓哉「ありがとうございます!」
龍太「拓哉、ちょっとええ?」
拓哉「はい!」
龍太「あのさ、あの事件というか、あれは拓哉も一緒やったん?ちっちゃい頃の。」
拓哉「あ、はい。そうです。僕とあなたの幼馴染みの話であってますよね?」
龍太「おん。拓哉も無理せんでええからな!あなた、たまに思い出して情緒不安定になるから、拓哉もそうなったら俺らに頼ってな!大丈夫やから!」
拓哉「ありがとうございます😭」
龍太「もー、泣くなって!笑」
拓哉「だって、僕、あなたを助けなきゃって必死で、辛くてもずっと我慢して、でも、泣かないからみんなに怖いって言われて…そのくせ、心配してくれる人は、過剰な審判してくれて、できること減るし…😭」
龍太「ありがとう。あなたの事守ってくれて。でも、あなたも大切だけど、拓哉も大切なんだよ?あなたも拓哉のことずっと心配してた。あなたも拓哉も強がりすぎなんだよ!もっと弱くていいんだから。拓哉、泣き虫なくせして、我慢しなくていいんだよ!」
拓哉「はい!😭」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!