第14話

2,424
2019/12/01 01:38
「あなた~~~~っ……」






ぎゅーっと抱きついてくるのは、
大ちゃん…ではなく……




兄のあの、 山田涼介 です。






現在風邪をひいているそうで…


さっき数分前に…







涼介
【我の妹よ…助けてくれ。】







と、LINEがきた。






なつき
【風邪ひいたの?】





涼介
【そのとおりです。】





なつき
【仕事は?】





涼介
【休んだ。】





なつき
【わかったー】







私は出かける準備をして、




薬を買って、ゼリーなども買って
お兄ちゃんのところに向かった。






そして、中に入ると……





現在のように抱きつかれています。





山田涼介
山田涼介
あなたーぃ!!





かなりの重症だ……




(なまえ)
あなた
ん、わかったから。


はやく寝る!
山田涼介
山田涼介
はーい…






すると、すんなり寝室に行くお兄ちゃん。





(なまえ)
あなた
よし、ねぇお兄ちゃん。


食欲ある?
山田涼介
山田涼介
……ない。
(なまえ)
あなた
熱は?
山田涼介
山田涼介
37.8
(なまえ)
あなた
っ!死んじゃうわ!!






すぐに冷蔵庫から冷えピタをとりだし、
お兄ちゃんのおでこにはる。




山田涼介
山田涼介
冷てっ。
(なまえ)
あなた
いいからっ!
山田涼介
山田涼介
ふふ、ばかだなぁ。
(なまえ)
あなた
はっ!?生意気なお兄ちゃん!!






これがいつものやりとり。


お兄ちゃんは本当は優しいし、
人のことすーごく考えてるのもちゃんと
知ってるからこそ……


何言われても、笑って言い返すことが出来る。





大好きだから。




まあ、大ちゃんの方が好きだけどね?




プリ小説オーディオドラマ