第37話

ふたりで
1,843
2019/12/21 11:13
公表してはじめての仕事。




しかも、大ちゃんとふたり。




有岡大貴
有岡大貴
緊張、する?





楽屋でふたりでいると大ちゃんが
そう言ってきた。




(なまえ)
あなた
…うん。
有岡大貴
有岡大貴
大丈夫、俺がいるから。





そう言って手を握ってくれる大ちゃん。
その大ちゃんの手の温もりが


私を少しずつ安心させてくれる。




(なまえ)
あなた
ふふ、ありがとね。大ちゃん。
有岡大貴
有岡大貴
怖いのは俺も一緒だよ…
(なまえ)
あなた
意外…
有岡大貴
有岡大貴
俺は顔には出さないのー
(なまえ)
あなた
なんで?
有岡大貴
有岡大貴
だって、俺が顔に出てたら
あなた、もっと不安になるでしょ?





大ちゃんはいつも私の心配をする。
それはすごく嬉しいけど、


自分のことは心配とかしないの。




だから、余計私が大ちゃんを心配しちゃう。




(なまえ)
あなた
……大ちゃん。
有岡大貴
有岡大貴
ん?
(なまえ)
あなた
なんでも溜め込んじゃ、
ダメだよ?
有岡大貴
有岡大貴
ふふ、うん。

心配してくれてありがとね。
(なまえ)
あなた
だって…大切な人だもん。





そう言うと大ちゃんは私を抱きしめた。




有岡大貴
有岡大貴
……やっぱり大好き。





──────────


そして、取材が終わり、次は番組の撮影






「はい、今日はこの前交際していることを
発表し今注目されているおふたり……



有岡大貴さんと山田あなたさんに
お越ししてもらいました。」


有岡大貴
有岡大貴
よろしくお願いしますっ!!
(なまえ)
あなた
よろしくお願いしますっ。



「あのー緊張、しないでいいですからね。笑」


(なまえ)
あなた
ありがとうございます……笑





なんとか、そういってもらってから
緊張がほぐれ、安心して撮影出来た。




でも、やっぱり


大ちゃんが隣にいてくれるだけで
心強い。




顔を見るだけで顔がふにゃふにゃなる。






それくらい、本当に好きなんだって
思ったの。




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