第148話

昔の話
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2021/07/13 03:44

あなた「いや、ほんとにあれ好きだった!今でもYouTubeで見ちゃうもん」


後藤「えー、ほんと?」

あなた「ほんと!サビのところの歌い方もめっちゃ好き!」

後藤「ふふ、嬉しい笑」




さっき、部屋の掃除が終わって
そろそろ戻るかって思ったら


後藤「あ、あなたちゃん」

と忘れ物を取りに来たらしい威尊くんが来た


それで成り行きで今、壁に寄りかかって座り
2人で話をしていたところ






あなた「え、きゅうりが1番好きなんじゃないの!?」

後藤「うん笑 野菜ならトマトが1番好き」

あなた「うわ〜絶対ファンの人きゅうりが1番だと思ってるよ、」

後藤「いや、完全に言うタイミング逃した笑」

あなた「うわーひどい男だ笑」

なんてたわいもない話をする


威尊くんって関西の人だからか話が面白くて、
話してると自然と笑顔になれる


なんかこういうなんてことない時間って幸せだな、

なんてふと思って


つい

あなた「威尊くんみたいな彼氏欲しいな」

と呟く


後藤「!?急に何、笑」

あなた「え?あ、なんか威尊くんと話してると楽しいし安心感あるからふと思った」

後藤「もう、そういうこと無意識に言っちゃだめだよー、」

なんて"コラっ"といいながら
頭をコツンと叩かれる


あなた「なんで叩くの!」

後藤「なんでも!そういうこと言っちゃだめ、」

あなた「えー、だって威尊くん彼氏になっても絶対優しそうだし、楽しそう」

とただ思ったことを言っているだけなのに


後藤「あー、もう。」

なんて頭を抱える威尊くん。

なんか変なこと言ったかな?
不思議だな、と思っていると



後藤「、、、ちなみにさ、あなたちゃんって付き合ってた人おるん?」

あなた「!」

急に聞かれるからつい驚く。



あなた「んー、まあ、いたねー笑 でもプデュ始まるちょっと前に振られたんだよねえ」


菅井さんから電話くる1週間前くらいに
振られたんだっけ?懐かしいな

と思い出す


後藤「え、なんかごめん、」

あなた「あーいや全然!もう昔の話だし笑」




あなた「でも私多分男見る目無いのかなーって思う」

後藤「?」


あなた「振られた原因がね、"なんか飽きた"って。ひどくない?」

後藤「え、ほんま?」

あなた「まじで!うわあ思い出したらムカついてきた」

後藤「、、、」

半年前くらい前の出来事が
いろいろと思い出されてくる


あなた「でも付き合った期間短かったけど楽しかったし、好きだったはずなんだけどn」

と元カレの話をしていると、


あなた「?」



気づくと威尊くんの手で私の口は抑えられていた


後藤「ごめん、俺から聞いたくせになんか嫉妬するからやっぱやめて笑」


あなた「!?」


なんて笑っているけど複雑そうな顔で言われる



後藤「はい、この話はおしまい!笑」


後藤「そういえばそんなことより、、、」

と話題を変えられ、また話をする







後藤「ふぁ、ちょっと眠くなってきたー、」

あなた「そうだね、ご飯食べると眠くなってくるよね〜」

私も眠くなってきたな〜と思っていると


後藤「んー、ちょっと肩貸してー」

あなた「え?」

と私が反応するよりも前に威尊くんが
私の肩に寄りかかってくる


あなた「//」

いや、どういう状況、!


後藤「ふふ、おやすみー」

あなた「いや、ちょ!」

と対抗するものの全く動く気配はない


、、、威尊くんあざといな


でもお疲れだろうしすぐ起こすのも可哀想だから
ちょっと寝させてから起こせばいっか


私もちょっと寝ちゃおうかなー

あなた「、おやすみ〜」





〜おまけ〜


?「あーー!!!何やってるの2人とも!!離れて!!」



あなた「ん、?」

なんか急に叫び声が聞こえるから目をうっすら
と開けると雄大くんが立っていた


後藤「あ、雄大おはよう〜」

なんて呑気に伸びをする威尊くん


佐野「いや、おはようじゃないよ!!何してたの!!」


なんて軽くパニックになってる雄大くん

佐野「え、なに、2人ってそういう関係!?」

後藤「雄大、、、?」

流石の威尊くんも雄大くんのパニック具合に
戸惑っている


佐野「まって、どうしよう、これみんなに言わない方がいいよね!?」


あなた「いや、ちょ、」





、、、雄大くん落ち着いて!!!

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