第133話

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2021/07/10 11:22
西side


女性のスタッフさんがあなたちゃんの
変な噂を流しているのは知っていた

実際俺も言われたから


けどそんなことありえないだろうって
思って何にも信じていなかったし
それほど気にしてもいなかった

それよりもたじのこととかや理人のこととか
グループを支えるので精一杯で
あなたと最近話せてはいなかった


なんとなく夜、お腹が減って
カップラーメンを食べていたらあなたがきて
久しぶりにあなたと話した。



なんか悩んでそうに見えたから聞いてみたら


「自分から練習生との距離を置いたくせに辛くなって
仕事もうまくいかなくて
夜も最近あんま眠れなくて

ダメダメだったんだ〜」

なんてことを力なく言われる



西「そっか、」

あなた「でも明日からまた練習生の側で仕事できるから毎日安眠だー笑」

本人は笑い話にしてるけど
あなたが眠れないくらいって
相当悩んでたんだなって思う


西「今もまだ眠くないの?」

あなた「うん、眠いけど眠くないんだよね笑」


なんて、言われるから
今俺にできることはなんだろう

そう考えた時に出た結果は
あなたを笑わせることくらいだよなって


西「よっしゃ、じゃあ俺がもう寝れないくらい面白い話ししてあげるよ」

あなた「え、なんで、逆に?笑」

寝たいんだけどー、なんて言いつつなんだかんだ
嬉しそうなあなたに最近の出来事を話す




何分くらい話したんだろうか、

西「そしたら理人が、」


ユラッ


西「、、、あなた?」


急に肩に重みを感じたと思ったら
あなたが俺の肩で目を閉じていた


俺の話がつまらなかったのか
疲れが溜まっていたからなのか

いや、さっきまでケラケラ笑ってくれてたから
後者だと信じたいが

どっちにしろ寝れたなら良かった



西「んー、一応みんなに言っておくかなー」


あなたが悩んでたこと、

だからこそいつも通り接して欲しいこと、

明日みんなに伝えておこうかな

そんなことを思う





いや、それよりも




、、、この状況どうしよう


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