第163話

最後のお願い
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2021/07/14 13:00
?「あ、いた、あなたちゃん!」


あなた「?」


急に呼ばれるから振り返ると



あなた「みんな、!」

そこにはデビューを掴み取った11人が
揃いに揃って立っていた


あなた「みんな、どうしたの、っていや、それよりもみんなおめでとう、!」

と直接伝えたかった言葉を伝える



田島「うん、ありがとう」

あなた「みんな、本当におめでとう。みんな頑張ってたの側でずっと見てたから私ほんと嬉しいよ、!」

なんて私の思っていたことを伝えると
みんな嬉しそうに聞いてくれた



あなた「これから大変なこともあるかもだけど、みんななら大丈夫!」

あなた「大変な合宿乗り越えられたみんななら怖いものないから!」

と私の伝えたいことを伝えていると

木村「あなたちゃん!」

あなた「?」

急に名前を呼ばれる



木村「大切な話があるんだ、」

なんて真剣な顔で話を始められる

あなた「?」

なんだろう、と思っていると



木村「、、、一度断られたのはわかってる。」


木村「けどやっぱり、マネージャーとして俺らについてきてくれないかな、」


あなた「!」


田島「昨日、練習生みんなで話し合って、やっばりあなたちゃんとこれからも働きたいってなったんだ、」

尾崎「あなたちゃんとこれからも一緒にいたい」

許「あなたちゃんいないとみんな元気出ないし、」

後藤「あなたちゃんパワーはすごいからな〜」

なんてみんなが笑顔で言ってくれるから
つい涙が溢れ落ちる


池崎「これからも本番前ハグしてくれたらきっと最高のパフォーマンスできるだろうし、」

松田「あ、それいい!」

佐野「あなたちゃんおらんとたぶん俺いつか
干からびてしまう笑」

あなた「ふふ、なにそれ、」

と泣きながらツッコミを入れる



藤牧「あなたちゃんの笑った顔ずっと見てたいし、」

高塚「俺の歌これからも聞いててよ」

西「俺ら、あなたいないとダメなんだわ、笑」


なんてみんなが思いを伝えてくれて
せっかくさっきの涙が止まったのに
また涙が溢れ出てくる


あなた「、、、うぅ、」


まさか本人達に言われるなんて
思っていなかったから驚きが止まらない。



正直、みんなをこれから支えたいって
気持ちが大きなっているのは事実



あなた「ありがとう、すっごく嬉しい」

高塚「じゃあ、、、!」



でもね、みんな


あなた「でも!」

松田「でも?」



これはそんな簡単な話じゃないんだ




みんなが私を見ているけれど伝えなきゃ、


あなた「これは私だけの問題じゃないの、周りの大人達の許可も必要だし、それにそんな簡単に許可も降りないと思う、」

ごめんねって思い、俯きながら伝えるけれど


一向にみんなからの反応がなく
ゆっくりと顔を上げる



すると、なぜかみんな笑顔で私を見ている

あなた「、、、?」



木村「それなら大丈夫!」

と自信満々に言う


あなた「え、?」


木村「もう大人の許可は全部取ってある、!」

え、


高塚「柾哉くんが早くに動いてくれて、昨日やっと最後の許可が降りたんだ!」


なんて信じられないような、
夢のようなことを言われる



あなた「、、、ほんと、に?」

後藤「ほんまやで笑」




木村「だからあとはあなたちゃんが頷けばこれからも俺たち一緒に進んでいけるんだ、」

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