木村「だからあとはあなたちゃんが頷けばこれからも俺たち一緒に進んでいけるんだ、」
、
思い返せば半年前、
菅井さんからの電話で全部始まったんだっけ
最初はダンスとか歌とか芸能人を見ている感覚で
普通にすごいなって思ってて
でもみんなと過ごしていくうちに
少しずつ仲良くなって
いじられてばっかだったけれど
なんだかんだ楽しくて
みんなすごい人たちって思ってたけれど
弱さもあったりして、
自分にできることを毎日探してたっけ
きっとみんなについていったら今よりも
もっと、もっとすごい世界を見せてくれる気がする
私なんかで良いのだろうか、
きっと前の私ならそう思って逃げていただろう
でも、
前を見れば11人が笑顔で私を必要としてくれてる
なんかもう難しいこと全部忘れて
みんなを信じてみてもいいんじゃないかって
だから、
あなた「私も、みんなと一緒に進んでいきたい。みんなの力に私もなりたい、!」
泣きながら私の思いを言葉にする
ほら、そう言えばみんなが
笑顔で私の手を引っ張ってくれる
きっとこれから大変なこともあるだろうけど
この11人となら飛び越えていける気がする、
あなた「私なんかで良ければよろしくお願いします!」
INI、みんなとなら世界だって、宇宙だって
どこへだって行ける気がする
羽を翼へと変えて
これから11人と一緒に羽ばたいていくんだ
さぁ、まだ見ぬ景色を見に行こう
fin.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。