第75話

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2021/06/25 12:08

あなた「これとか美味しそうじゃない?」

西「あ、それうまそう!」

柾哉「ねー買いすぎないでよー笑」

あなた「え、洸人くんの奢りでしょ?今日」

西「え、俺?!」

田島「そうなの?よっしゃ」

西「おい!」

なんて海から大通りに出たところにある
プレートのご飯を売っているところで
お昼ご飯を見ている


あ、これも美味しそう。

なんて全部美味しそうだから
どんどん目移りしてしまう。


なんて色々見ていると



、、、あれ?みんなどこ行ったんだろう



あ、もしかしてまたやっちゃった?

私この前の迷子の子の時といい
自分みんなからはぐれすぎじゃない?


でもみんなお昼買ってるはずだから
この辺にあるはずなんだけどな〜


と思ってお店の中を回る。



けどやっぱり姿はない。

なので仕方なく外に出てみる。



んー、いない。



どうしたものか
と近くの柱に寄りかかる


すると、


?「どうしたの、お姉さん」

?「迷子になっちゃった?」


と声がして振り返ってみると


おっとこれは柄の悪そうな
お兄ちゃんたちだな。



あなた「いや、人待ってるだけなんで」

兄さん1「じゃあ人来るまでちょっとお話でもしてよーよ」

兄さん2「ちょっとあっちの方行こうよ」

なんていや怪しすぎだから



あなた「いや、ほんとに結構です。」

兄さん2「ほら、行こうって」

なんて肩を組まれそうになる



あなた「やめてって言ってるじゃないですか!」

兄さん1「んだよ、ちょっとだけだって」

腕を掴まれ人の少ない方に連れていかれそうになる

でも男の人の力に勝てるはずもなく


あ、まずい

と脳が危険信号を送る



でも、



?「ねえその子、離してくんない?」

なんて怒りを含んだそんな声が聞こえる

振り返るとそこには買い出し組の3人がいて


あなた「っ、!」


兄さん2「は?誰あんたたち」

田島「その子、俺らのなんだけど」

西「早く離せよ」

なんて3人ともまじで目が笑ってない
私でも怖いくらい、

流石のお兄さんたちも怖くなったのか


兄さん2「っ、いくぞ」

兄さん1「え、あ、ちょ」

なんてそそくさと退散してしまった




柾哉「あなたちゃん!大丈夫!?」

あなた「あ、はい。ほんとごめんなさい、私の不注意で。」

田島「ほんと何もなくてよかった」


西「もーなんですぐどっか行っちゃうの!」

と洸人くんに怒られる

あなた「いや、ほんと、自分でもお恥ずかしい限りでございます、、」

やっぱり怒られた

でもさっきのお兄さんたちに向ける視線よりも
とっても優しくて、安心できる。



柾哉「まあ間に合って良かった、みんな待ってるだろうし戻ろっか」

田島「だね、さっき3人にも連絡したからたぶん戻ったら3人飛んでくるよ笑」


あなた「うわ、やだな〜笑」



なんてすぐにみんないつもの雰囲気に戻り、
いつも通り接してくれる



だから

みんな全員私の1pickだよ、

なんて心の中で呟いてみた



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