?「あ、あなたちゃん!」
あなた「?」
急に廊下を歩いていると名前を呼ばれる
あなた「ん?あ、柾哉くんどうしたんですか?」
木村「いや、俊司見てない?」
あなた「小池くん?いないんですか?」
木村「んー、さっきのトレーナーのレッスンからちょっと姿見えなくて」
あなた「んー、すみません。見てないです、」
木村「そっか、ごめんね急に聞いて」
あなた「いえ!」
あなた「小池くんあまりうまくいってないんですか?」
と聞くと、
うーんと言いながら悩み始める柾哉くん
木村「いや、なんていうかその、俊司割と静かでしょ?」
木村「だから、んー、もうちょい積極性でれば完璧って感じ笑」
と笑う、
あなた「なるほど?笑 とりあえず見つけたら声かけますね!」
木村「ありがとう助かる!」
と言って柾哉くんと別れる
ちょっと探してみるか
今は特にやることもないし
と思い少し歩いてみる、
んー、どこだろう
なんて歩いていると
、
あなた「あ、いた」
そこにはベンチに座っている小池くんが
すっごいテンション低くない?
いつもこんなだっけ?
とみるからにテンションが低そうなので、
あなた「しゅんじー!」
とできる限りテンション高く話しかけてみる
小池「?あ、あなたさん」
あなた「どうしたのさ、そんなこの世の終わりみたいな顔して」
小池「いや、さっきKENZOさんにセンターの責任をもっと持った方がいいって言われて」
小池「僕なんかがセンターでいいのかって思っちゃって、」
といって俯く俊司くん
あなた「なるほど、しゅんじもっと自信持ちなって!」
あなた「私ダンスの良し悪しとか全然わかんないけどしゅんじのダンス好きだよ?」
小池「、、、」
あなた「なんていうか無駄がない動きって感じ?」
と励ますものの、
小池「でもそれだけじゃダメだから、」
なんてまだ俯いている
あなた「もっといろいろ周りに聞いてみたら?柾哉くん言ってたよ、あんまり意見とか質問言ってくれないって」
小池「、!」
あなた「あ、あと聞いたよ!しゅんじセンターへの熱量すごかったんでしょ?柾哉くんすごい褒めてた笑」
小池「、、、ほんとですか、?」
あなた「うん!しゅんじがセンターだって」
さっか柾哉くんと話していた時に聞いたことを
俊司くんにそのまま伝える。
すると急に俊司くんが
ばっと私の方を向き手を取られ手を握られる
あなた「!?」
小池「、、、ありがとうございます!俺このままじゃだめですね、」
あなた「おう、?」
小池「1番前で輝けるように頑張ります!」
と柾谷くんの言葉が効いたのか
さっきよりも明らかに元気になる
小池「じゃあ僕練習戻りますね、すみません。ありがとうございました!」
なんて言ってとっとと去ってしまった
いやさっきまで元気なかったはずなのに
一瞬で行っちゃうじゃん、?
まぁ別にいいんだけど、
いや、てか柾哉くんの影響力すごいな
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!