第111話

3,715
2021/07/04 08:57
なんてどんどん曲は進み、
今はお客さんの休憩時間。

その間の時間で次にパフォーマンスをする
ボーカル組がきた



駿静「よっ」

あなた「おっす」

と駿静がきた


あなた「どうよ、調子は」

駿静「おかげさまで絶好調よ、」

駿静「あなたちゃんにあの日置いて行かれて、ちゃんとあの後話せたんだ。ありがとうね」


そういえば花束グルの様子を見に行って、
その時駿静が悩んでいたから
無理やり話し合うようにさせたんだっけ


あなた「いやいや、あの時は強引にごめん、笑」

と少し話をする


そのあと駿静がグループの方へと戻り、
それと入れ替わりに今度は大夢くんがくる。



高塚「お疲れ〜」

あなた「お疲れ様、大夢くん次の次だよね?」

高塚「うん、花束の次!」

あなた「そっか、ハモリのところどう?上手くいきそう?」

高塚「もちろん!もうばっちり!」

あなた「おお、それは楽しみだ笑」

とパフォーマンスについて話していると



藤牧「あなたちゃん、ちょっと良い?」

なんて京介くんに呼ばれる


あなた「ん?どうかした?」

と聞くものの

藤牧「、、、」


大夢くんの方をチラチラ見て言葉を
発さない京介くん。


高塚・あなた「?」


高塚「俺いない方が良い?」

と聞くと


藤牧「いや、別に良いんだけど、」

高塚「なんだよ〜、京介どうした〜?」

といつもの感じでいると



藤牧「あなたちゃん、」

なんて急に真剣な目つきになるから

なんだろう、と思うと



藤牧「今日、俺あなたちゃんのために歌うから」


あなた・高塚「!?」


え、どういうこと??え??


と急な発言にびっくりするが

驚いたのは大夢くんも一緒みたいで
大夢くんも目をまんまるにしている



藤牧「だから、ちゃんと俺のこと見てて」


藤牧「じゃあ、行ってくる」

そう言うと花束グルが呼ばれ、
京介くんは行ってしまった



高塚「、、、」

あなた「え、なんだったの、、、」

なんて呟く。


あなた「いや、びっくり。いやなんだったんだろうね〜!」

と大夢くんに話しかける


"びっくりした〜"

なんて返してくれるかなと思ってた



だけど、

大夢くんも私の目を見つめ、


高塚「あなたちゃん。俺もあなたちゃんのために歌う。」

高塚「だからちゃんと俺のことも見てて」


あなた「え、」


と大夢くんも何か決意したように
グループの方へと戻っていく



いや、急に2人ともなんなのさ。


言われたことを理解し始めて
だんだん顔が赤くなる



なんなんだよ、ばか。







高塚side


俺があなたちゃんと話しかけている時に
京介が話しかけてくるから
いつもの感じでいると

高塚「なんだよ〜、京介どうした〜?」

とか話してたけれど、



急に雰囲気を変わったのを感じたと思ったら


藤牧「あなたちゃん、」

藤牧「今日、俺あなたちゃんのために歌うから」


高塚「!?」


なんてびっくりした。



京介がまさかあなたちゃんのことを
好きなんて思ってもいなかった



藤牧「だから、ちゃんと俺のこと見てて」


藤牧「じゃあ、行ってくる」

そう言い京介は言ってしまった。



あなた「え、なんだったの、、、」


あなた「いや、びっくり。いやなんだったんだろうね〜!」

なんてあなたちゃんは今言われたことを
誤魔化すように俺に話しかけてくる



京介に言われた後じゃ弱いかもしれないけれど

でも俺、たとえ京介だとしても負けたくないから



高塚「あなたちゃん。俺もあなたちゃんのために歌う。」

高塚「だからちゃんと俺のことも見てて」



テルマさんに"誰か相手に届けるつもり"って
よくレッスンの時に言われてた。


だから俺、あなたちゃんのために歌う

あなたちゃんのために頑張ろう

プリ小説オーディオドラマ