あなた「心配、なんです。柾哉くん、みんなに頼られてて本当にすごいと思います。」
「でも、だけど、柾哉くんが他の人に頼ってるのなんてほとんど見たことないから」
「柾哉くんが壊れちゃうんじゃないかって心配なんです、」
と気づいたら理由はわからないけれど涙も溢れて、
なんでこんなに自分が必死になっているかはわからない、
それでも自分の気持ちを伝える。
木村「、、、」
何も返事のくれない木村くんを心配になって
上を見上げようとすると
それよりも先に
木村「見ないで」
といって顔が見えないように
抱きしめ返される
そして、
木村「、、、人ってさ、抱きしめるとストレス軽減するんだって」
木村「だからちょっと黙って抱きしめられてよ」
あなた「っ!?」
そんなこと急に言われたら
何も反応できないわけで
何も言わずにしばらく抱きしめられていた
、
それからどれくらいが経ったのだろうか
流石に男の人に抱きしめられるのはドキドキする
心臓の音聞こえてないかな、なんて心配していると
木村「、、、よし!充電完了!」
木村「あなたちゃんごめんね、ありがとう」
あなた「いや、私は何も、!」
木村「、、、あなたちゃんのそういう優しいところ好きだよ」
あなた「ほぇ?」
好きだよ、すきだよ、スキだよ、、、?
いやいやいや!、だめだ、勘違いしちゃ
普通に友達としてだよきっと、うん。
あなた「ありがとうございます、?」
木村「ふふ、まぁいいや。そろそろ戻ろっか」
、
、
木村「あ、また辛くなったらあなたちゃんのパワー借りるね」
あなた「?、いつでもどうぞ?」
となんのことかよく分からず返事をする
木村「やった〜、いつでもあなたちゃんのこと抱きしめられる笑」
あなた「えぇ!ちょ、それは!」
私の心臓が持ちません!
なんて、
とりあえず柾哉くんが元気に
なってくれたみたいで良かった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!