第65話

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2021/06/24 09:33

あなた「心配、なんです。柾哉くん、みんなに頼られてて本当にすごいと思います。」

「でも、だけど、柾哉くんが他の人に頼ってるのなんてほとんど見たことないから」

「柾哉くんが壊れちゃうんじゃないかって心配なんです、」


と気づいたら理由はわからないけれど涙も溢れて、

なんでこんなに自分が必死になっているかはわからない、

それでも自分の気持ちを伝える。



木村「、、、」



何も返事のくれない木村くんを心配になって
上を見上げようとすると



それよりも先に

木村「見ないで」


といって顔が見えないように
抱きしめ返される


そして、



木村「、、、人ってさ、抱きしめるとストレス軽減するんだって」


木村「だからちょっと黙って抱きしめられてよ」


あなた「っ!?」


そんなこと急に言われたら
何も反応できないわけで

何も言わずにしばらく抱きしめられていた





それからどれくらいが経ったのだろうか
流石に男の人に抱きしめられるのはドキドキする

心臓の音聞こえてないかな、なんて心配していると


木村「、、、よし!充電完了!」

木村「あなたちゃんごめんね、ありがとう」

あなた「いや、私は何も、!」

木村「、、、あなたちゃんのそういう優しいところ好きだよ」

あなた「ほぇ?」


好きだよ、すきだよ、スキだよ、、、?


いやいやいや!、だめだ、勘違いしちゃ
普通に友達としてだよきっと、うん。


あなた「ありがとうございます、?」

木村「ふふ、まぁいいや。そろそろ戻ろっか」








木村「あ、また辛くなったらあなたちゃんのパワー借りるね」

あなた「?、いつでもどうぞ?」

となんのことかよく分からず返事をする


木村「やった〜、いつでもあなたちゃんのこと抱きしめられる笑」

あなた「えぇ!ちょ、それは!」

私の心臓が持ちません!



なんて、

とりあえず柾哉くんが元気に
なってくれたみたいで良かった


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