あなたside
カラン_
『いらっ……なんで来たの…?』
風磨「お客さんに対してそれはなくない?笑」
『…っ』
風磨「席案内して下さーい」
『ど…ぞ』
なんでなんでなんでっ?!
あれだけ来るなって言ったのに
しかも勝利くんまで…
勝利「あなたちゃん久しぶり〜♡」←
『ね、ねぇ…』
勝利「行こうって言ったの風磨くんだからね?」
『…』
勝利「キュヒッあなたちゃんかぁわいっ」
風磨「なに口説いてんだよ笑」
勝利「その制服似合ってるよ」
風磨「ん、可愛い」
スマホを構える風磨
こっちは仕事してんだよぉぉぉぉぉ!←
「あなたー?何してるのー?」
『光先輩っ!』
光「なに?またナンパ?何人目だよ…」
『あっ、この人たちは…』
風磨「はっ?ナンパされてんの?」
ひ、か、る、せ、ん、ぱ、い、、、
1番知られたくなかった人になんてことを…
光「あなたの知り合い?」
『彼氏…と友達です』
光「…え?彼氏いるの…?」
風磨「…」
先輩の顔が暗くなった
そして風磨は黙りこんでしまった
気まずいよ?この空気
『いますよ』
光「そ…なんだ…」
風磨「どーも、こいつの彼氏です」
光「っ!」
『ふうっんん?!』
風磨「ばかっ、名前出すなよ( ボソッ」
『ごめん…』
そうだった
風磨は芸能人、しかもアイドル
バレたら終わりだ
光「じゃ…ごゆっくり……」
勝利「何食べよっかな〜」
風磨「おすすめは?」
『全部』←
勝利「えー!そんなに食べれない笑」
風磨「何個かにしぼってよ笑」
『ん〜、じゃあこれとこれとこれかな』
風磨「おけ、俺これにするわ」
勝利「早っ!ちょっと待って〜…」
『焦らなくていいよ?笑』
勝利「決まった!」
『ちょっと待っててね〜』
私は2人のオーダーを取った
やっぱり好きな人がいると緊張する
何事もないといいなぁ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!