大貴side
まさかまた"あの子"と会うなんてね
おかげで耀太のことを思い出してイライラしてくる
山田が俺から引き離してセクゾの楽屋に連れてっちゃったけど様子見に行こうかな
他の人も連れて
『なぁ』
裕翔「んー?」
『セクゾの楽屋行かない?』
光「いいけどなんで?」
『ちょっと会わせたい人がいるから』
慧「いいよー」
知念は関係ないけど連れてくか
1人だけ待っててなんて言うと怪しまれるし
コンコン
風磨「はい」
『おっじゃましま〜す!』
風磨「はっ?……何しに来たんですか」
楽屋には風磨とあなたちゃんしかいない
しかもあなたちゃんソファで寝てるし
これは好都合だ
『様子見に来てあげたのにその言い方なくない?笑』
風磨「…っあなたなら大丈夫なんで帰ってください」
裕翔「あれ?風磨の熱愛本当だったの?」
風磨「そうですけど…」
『この子ねー、西崎耀太の妹なんだよー?』
風磨「有岡くんっ!!!」
JUMP-涼大「え?/は?」
侑李「えっ!耀太の妹ちゃん?会えて嬉しいなぁ〜!」
風磨、JUMP-涼侑「『…』」
みんなの顔がいっせいに曇る中で
ただ1人、事情を知らない知念だけが喜んだ
ガチャ
勝利「風磨くんお待…どうしたの?」
手にスポドリを持った勝利が戻ってきた
こいつも知らないのか
風磨「なんもないよ、さんきゅ」
勝利「あなたちゃん早く起きないかな〜?」
『ねぇ』
勝利「はい?」
『知らないの?』
勝利「何がですか?」
『その子のお兄さんのこと』
勝利「あなたちゃんのお兄さん…?」
『そう、にs』
風磨「勝利聞くな、耳塞げ」
勝利「え…?わかった」
あーあ、邪魔が入っちゃった
あんまり俺の事、怒らせない方がいいよ…?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。