あなたside
耀太「あなたっ!」
『おに…ちゃん…?!』
耀太「そうだよ?笑」
『え…っと…なん…で…?』
耀太「あなたにお願いがあるんだ」
『…お願い?』
耀太「健人と風磨のこと悪く思わないで?」
『え…』
耀太「それとね、風磨は多分あなたが好きだよ」
『好き…?』
耀太「うん、もう少し心開いてみて?」
『そんなの出来ないよ…!』
耀太「お願いはこれだけ!もう行かなきゃ」
『待って!お兄ちゃ…』
バッ
夢、か
お兄ちゃん…
お兄ちゃんがそう言うなら頑張ってみるよ
でも…
『風磨くんが?好き?私を?』
ありえない
こんなに突き放してきたんだよ?
お兄ちゃんの勘違い…だよね?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。