風磨side
あなた「じゃあまたね」
『家ついたら連絡して』
あなた「うんっ」
週末恒例のお家デートが終わった
辛い思いさせてごめん
我慢して笑ってくれてありがとう
絶対に突き止めるから
そういえば中島って現場見たって言ってたよな
相手わかったりすんのかな
ふまたんってなんだよふまたんって
まぁでも今は無視 ←
なんだかんだ言って俺のシンメは優しい
それから10分も経たないうちに中島が来た
健人「お邪魔しまーす!」
『わりぃな』
健人「あなたちゃんのことなら喜んで♡」←
ん?
語尾に♡見えたの俺だけ?
健人「んで何が気になるの?」
『お前いじめられてるとこ見たんだよな?』
健人「うん」
『誰がしてたの?』
健人「…」
中島が口を閉じた
唇をかみしめている
『JUMPさん』
健人「…っ!」
『だったりする?』
やっぱりそうなんだ
でもなんで
俺らよりよっぽど人気あったのに
『中島、頼むから教えて』
健人「…そ…だよ…」
『やっぱり…』
健人「…でもっ」
『ん?』
健人「山田くんと知念くんは悪くない」
どういうことだよ
NYCの2人は悪くないって
そもそもいつからいじめられてたんだ?
ねぇ耀太
聞きたいことだらけだよ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!