第64話

愛してる(裏苦手な方スルー
3,651
2020/07/17 13:20
壱馬
触るで?
あなた
う、うん
あなた
ん…


気を抜くと声が出そうになる…なんかふわふわした感じ

これが気持ちいいってことなの?


自分でも下の方がじんわり濡れてきてるのが分かって余計に恥ずかしくなった



あなた
っンアッ…
壱馬
声、我慢せんと聞かせて?
あなた
は、はずかしいよ…
壱馬
俺はちゃんと感じてくれて嬉しいけど?
あなた
壱馬っ…
壱馬
大丈夫。
壱馬
手握っててやっから
あなた
うん、


恋人繋ぎされた手から壱馬の温もりと優しさが私に伝わってきた


そうすると自然と怖さも抜けてきて声も漏れる…






だんだんあなたも声我慢せんようになってくれて
ちゃんと今感じてくれてるって思ったら嬉しくて
胸の頂きを攻めればこれまで以上にエロい声で喘ぐあなた…
それに完全に反応する俺のソレ……


キスをしながら手を下に伸ばすとちゃんと濡れてて安心した




壱馬
ちゃんーんと感じられてえらいなぁ
あなた
アッ…ン、ハァ
壱馬
指入れるで?痛かったら言って
あなた
…ぅん、
あなた
アッ、…
壱馬
びしょびしょやなぁ…
あなた
ハァ…ン…
壱馬
あなた…もう、入れていい?
あなた
ぅん…壱馬きて…?



カチャカチャっていうベルトの音が部屋に響く…

既に肩で息をしている私には少し離れた壱馬を見る気力はなくてただ天井を見つめていた


横目に見た壱馬の背中は男らしくてかっこいい…ただそれだけしか出てこなかったけど

きっと言葉では表せないってこの事なんだろうなって思う


戻ってきた壱馬はまた手を握ってくれて
甘いキスが始まる



壱馬
行くで…?
あなた
うん、
あなた
ンッ………

だんだん入ってくる壱馬の…
少し痛いなって思ったらすぐ止めてくれて大丈夫。もうちょっとって優しい声が耳元で囁かれる

壱馬
ッ……ハァ、入った…
壱馬
ハァ…きっつ、動くよ?
あなた
……アァッ!…カズマッ
壱馬
あなたっ
壱馬
ハァ…ンッ…ンッ…やばっ



部屋を包むのはベッドの軋む音と私たちの声だけ


あなた
カズマッ……なんかなんか、くる……
壱馬
大丈夫やでっ…?一緒にイこな…



何かがくるような感覚に襲われると同時に壱馬の律動も早くなって
壱馬の首筋や額には汗が滲んでる
でも多分それは私も同じ



あなた
アッ…壱馬!……
壱馬
……クッ…………

ビクンッと体が波打ったと同時に壱馬の顔が一瞬歪んだ……

これがイくってことなんだ…




壱馬
あなた……愛してる


まだ肩で息をする私たち…

愛してる…何気に初めて言われたかも、
ずっと好きや大好きだったから





でもそうだ……

今は確実に愛してた






好き…そんな可愛い言葉じゃなくて

愛してる…ドロドロな砂糖のような甘さの言葉が合ってる



あなた
私も……愛してる




汗ばむおでこにキスを落とし壱馬がおやすみと呟いて私たちは眠りについた…




まだ頬に残る熱と私の鎖骨に咲いた花、
なんとなくだけどわかった愛してるの意味が

私を1歩大人の世界に入れてくれた







甘い甘い " お仕置 " のおしまい

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