その後無事に鍵は見つかった


あなたをお姫様抱っこでベッドまで運ぶ
ほんまにこの人軽すぎるんやけど大丈夫かな、


綺麗に整理整頓されてる部屋

机に「あなた用」そう汚い字で書かれたノート



まだ持っててくれたんや

あんまりいろいろ見たらあかんのは分かってても見てしまう
何気なくノートを手にとって中を見る
懐かしい俺の字と書き加えられてるあなたの字







最後のページを見てなんやろ、嬉しいんやけど申し訳ないっていうか



そう、好きが増した。そう言えば伝わるんかな








「壱馬にまた会えますように」

かわいいけど…


そんな自問自答をしてみたり

寝言で俺の名前とかやばいだろ…

どんだけ好きにさせたら気が済むんやねん



気がついたらあなたの手を握っていた

ずっと会いたかった人が目の前にいる
こうして触れてられる





ほんまに幸せやな

流石にこのまま家にいるのはまずいし、そろそろ帰らんと


手を離そうとした時


ぎゅ…

あなたが俺の手を握り返した

寝てるらしい



やけどこんなんされたら俺、ほんまに帰れんくなるで？


ええんやな？

そう言って手を繋いだままあなたに寄り添って俺も目を閉じた

朝…なぜか重みを感じて目を覚ました

なんで？
え、私昨日どうかしたっけ


りささんと食事して…その後、、、




全然わかんないけど！

と、とりあえず
壱馬に抱きしめられてるこの状況…



謎が多いのは置いておいて
とりあえず最高…です、


ってそんなことを言っている暇はない！




えーっと、これは…起こすべきだよね？

え、なになになに
なんですかその笑顔…

朝はデレるの？？かわいい…

そんな目で見られて断れる人なんていません…




朝からでれでれな壱馬も

好きかも…