あなたに会いたくてあなたの教室来たのに…
なんなん?w
来た途端囲まれました
横目であなたを見ればなんや、あいつ悲しそうな顔してて…
あー今すぐ飛んで行きたい、
もう帰り、気づいたらどこにもあなたおらんくて
こんな言い方悪いけど他のやつにもらったチョコとかはっきり言っていらない
あなたにもらいたくて学校来たんやけど
しかも、最後の登校やった
やっと見つけたあなたは泣いとって
なのにこいつ、自分のなんかいらないとか言うんやで?
んなわけ、
俺、ずっとあなたが好きやったのに
今だって変わらへん
俺はこうして「高校生」を卒業したんや
家に帰ってからすぐ家を出た
俺の手にはキャリーケース
必要なもの全部持って東京に行く
でもひとつだけ関係ないもん持ってきたかも
あなたのチョコレートだけは持ってきた
他のやつのは全部家に置いてきたけど
壱馬へ
いつも私と仲良くしてくれてありがとう
壱馬言ってくれたよね夏祭りの時、返事は今じゃなくていいって
だから今お返事させてください
最近壱馬が学校に来なくなって寂しくして、つまんないし、気づいたら壱馬のことだけ考えててこの前のテスト平均切っちゃったんだよ?
何が言いたいかって言うと…
私も大好きです
あなたより
ごめん
俺、好きやけど
大好きやけど
もう、会えないかもしれん
震える手で何度も後ろめたさを感じながら
何度も嫌やと思いながら
あなたの連絡先を消した
全ては夢のため
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。