第10話

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2020/08/06 10:00





登壇する前にスタッフから注意事項が説明されている






staff「13時となりましたので始めさせていただきます フラッシュはお止めください…~」






ジ「そんなこと言ったってフラッシュ止めるわけないのにな」



「きちんと守る記者だっていると思うけど?」







ジ「相変わらずお人好しだな 進行役だし 俺先に登壇するけど みてろよ 記者たちの民度」


staff「進行の者から登場します では どうぞ」







ジ「本日進行を行います イムジホ です よろしくお願いします 続きましt…」






記「イムジホ!!??本物か!??」






記者全員が口々に驚きと興奮状態だった
そしてフラッシュをたいた







「裏切りって目に見えて起こるものもあるのね」




記者は全員 ジホのために来たのかしら
私なんて 忘れているかのように ジホ を質問攻め








その時ジホは満面の笑みでこう言った
ジ「今回の主役は私ではなく あなた です 私への質問等はあなたがお答えします それでは お呼び致します 」


やっぱり ずる賢いやつだ





「ご紹介にあずかりました あなたです」





記「この何日かで随分 大人な雰囲気になったな」



記「あれは あなた …なのか?」




私を苦しめていたのは あなた達 記者 も入っている



ありもしない 有名芸能人との 熱愛を 捏造されどれだけ私が苦しんだことか






「今回 私が個人事務所を立ち上げます それに伴い 記者 芸能関係者にお願いです」




記「?」






「ありもしない捏造のデマなどを 発表された場合 こちらも法的措置を 取らせていただきます」



私の事務所なんだから
私みたいに 苦しむ人は出て欲しくない







「それでも 事務所内の "熱愛" 記事 を収めた場合は証拠 を我が事務所に提出して下さい 事実は事実です ですが… 嘘は必ず誰かを苦しめると言う事を忘れないでください」





記「…」








ジ「質疑応答に入ります 何か質問がある方は」… では そこの 記者さん どうぞ





記「ジホ氏に質問です 今まで姿を現しませんでした ですが なぜ 突如 姿を現したのですか?」





ジ「…」





「私が代わりにお答えします ジホ氏は 我社と契約を本日結ばせていただきました 我社のタレントを 記者会見に呼ぶのに 何か疑問が?」


ジ「!?…それって」

記「ジホ氏と契約を結んだということですか?」




「そうです イムジホは我社の所属となります」




会場はざわめきかえった





この間までテレビにでていた "あなた" と 急に姿を消した "ジホ" 2人 が急にタッグを組み 事務所をやる 立場になるとは 誰も 思わなかっただろう





ジホには練習生時代世話になりっぱなしだった
だから今度は 私が返す番だ







ジ「…他に何か質問ある方?…いないようですので これをもって会見を終わりにさせていただきますようお願いします」














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