M 『 早く急いで 歌番に遅れる 』
「 、私に休みをください . 」
もう私に心はない
どこかに捨ててきたのだろう
M『 馬鹿なこと言わないであなたに休みなんてない』
私の時給 = 50万
ざっとこのくらいが私の時給
事務所は私のお陰で経営できるようなもん
「 もう自分が自分じゃないんです 」
M 『 そんなことはどうだっていい あんたが働けばいいの 人に好かれてればいいだけの仕事でしょ 』
人に好かれるだけなら辞めるなんて言わない
私の人生に関わってこなくていい人さえ土足で心を踏みにじってくる人生なんて捨てたい
「 じゃあ!私 って 誰に必要とされてるの!!? ? 」
M「そうね、事務所とか親とかの仕事道具としてじゃない?所詮あんたはあやつり人形よ」
消えてなくなりたい
?「なにそれ、最低じゃね?よくそんなこと言われてあんたも黙ってられるよな」
「え…?…ミンユンギ…!?」
一筋の光が見えた
M「っ!いや…これは誤解です」
ユ「ふーん、って言ってるけど?あんたはこんな人生でいいわけ?」
今ここで一歩を踏み出さないといけない気がした
「…私辞めます もうこんな事務所潰れればいい」
M「なに言ってるの?!そんなの許さない!!!」
ユ「ほら手貸して、お前もうこいつと他人になったんだろ?」
もうどうにでもなれ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。