いつものように
きがえをすすめていく、
そして、ある写真を見つめた…
さいば、まさき、
今は、何してるの?
そう。私達は
中学で離れて、
それより前に、
うちの方が年上やし
連絡も取り合ってない。
今は高校生。
もう私の事なんか忘れとるわな…
あんなにね
すきやったのに。
そして私は学校へと向かった
私は、バスケ部のマネージャー
別に、バスケが好きなわけじゃない
この高校来てくれるって言ったから
2人の大好きなバスケにしただけ
ほんとに来てくれるの…?
高校でも、中学でさえ、
ひとりぼっち
どこでも、
ひとりすぎて、他の人の声も届かず
それが原因で
いじめられてる
そんな事言われても、
痛くも痒くもないから、
なんて言っちゃうんだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!