-16:00
あれ 、 もう16:00
隣を見るとユンギがぐっすりと眠っていた
ああ 、僕あのまま寝ちゃったんだ 。あーやっちゃった ... 。
『ん ...』
小さく伸びをすると 隣にいたユンギが腰を上げた
「ん 、起きたんだ。おはよ」
少し掠れたユンギの声 、ちょっとだけきゅんとしてしまったのは秘密 。
『おはよう 〜 、ごめんね』
なんで謝ってるんだ? 、みたいな顔で見詰めてくるユンギが可愛くてつい頭を撫でてしまった
あ 、今僕達は人間同士なんだ .. 。
そう考えると急に恥ずかしくなった 、成人男性がおそらく成人男性(?)に頭を撫でるなんて .. 。
きっと嫌だったのだろう 。ユンギは下を向いたままこちらを向かなかった
ユンギの顔を覗き込むと 、ピンク色に頬が色付いていた
「!?」
少し驚くユンギを見たらこちらまで顔が赤く染った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。