あなたside
お酒で酔ってしまって数時間が経った気がする
まだ意識はちゃんと覚醒はしてない。
飲みすぎちゃったなぁ…
霧島に怒られるかな、
“会いたいな、”
「あら、遅かったのね」
「、、まぁ俺も悪かったのかもしれねぇし」
「ふぅん。まぁそこに寝てるから持って帰んなさい」
「なんか、ありがとな」
お酒の酔いで睡魔と葛藤している最中
なぜか、身体がふわりと浮いた。
そこには彼は居ないはずなのに
とても落ち着く匂いが少し冷たい頬を撫でた。
彼の名前で私の頭はいっぱいになってきて、
名前を呼ばずにはいられなくなってきた。
だから、何回も何回も彼の名前を呼んだ___
外は少し肌寒かったけど
霧島が隣にいてくれたからへっちゃらだった。
✿ ✿ ✿
霧島side
おやすみなさい
俺の大切な人___
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。