第23話

小瀧side
1,298
2018/03/20 15:33
30分くらいしておじちゃんのお店に戻ってみたら、キーホールダー、出来上がってた!
「」
どうや?うまくできてるか?
おじちゃんに渡されたピンク色のキーホルダー。

7WESTってかたどられてて、ちょっとキラキラしてて。
小瀧
めっちゃいい!ありがとう!
僕と同じように、他の3人も嬉しそうにお礼言ってて、おじちゃんは顔中しわしわにして笑った。
「」
仲ええんやなぁ、なんや、同い年には見えへんけど・・・兄弟か?
そんな質問に、「僕ら7WESTっていうユニット組んでるんです」って言いたかったけど、
重岡
兄弟じゃないけど、大事な友達です。

しげの言葉に頷いた。

なんか、今は、7WESTっていうより、ほんまに友達とただ買い物してるって感じやし。
「」
仲よおするんやで
もう一度お礼を言ってお店を後にする僕らに、おじちゃんはそう言って手を振ってくれた。


重岡
めっちゃあのおじちゃん上手~!俺、さっそくつけて帰ろ
神山
ええな、俺も。どこ付けよ・・
重岡
せや、レッスンの時、つけていこうや、じゃないと意味ないし
しげ、結構お揃いには最初抵抗してたくせに、めっちゃ率先してるやん(笑)
流星
じゃあ、俺今つけんとこ。なんか忘れそう
学校のカバンにつけていた流星が取り外してカバンにしまって、

「うん、やめとき」って神ちゃんとしげがハモった。




重岡
そろそろ帰ろっか。お腹すいたし
駅の切符売り場について、「せやな」と頷く。


結構な時間一緒におったけど、なんか、あっという間やった。

くだらないこと話して、ただ笑ってただけやけど、


でも、めっちゃ楽しかった。
神山
次会うんは、来週やな。少クラのリハやで。
しげが「あ~!!忘れとったぁ~」って叫んでる。

流星
新曲・・やで。気合い入れていかな
小瀧
せや、頼むでセンター
しげの背中叩くと、しげが「はいっ!ってプレッシャーかけんなよぉ~」って泣きそうになってた。
神山
いやいや、全員気合い入れなな、7WESTお披露目やし
神ちゃんが言って、「うわっ!なんかもっと重圧!」ってしげが笑う。


重岡
じゃあ、とりあえず家で自主練や!じゃあな!気を付けて帰れよ!
レッスンとか、少クラの収録とか、来週の予定を言い合って、4人手を振り合った。




駅のホームに出ると、夕日がもう沈みそう。



今日、めっちゃ楽しかった。



また、4人でどこか、行けたらええな。



お揃いのキーホルダー握りしめて、微笑んだ。

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