第67話

ⅩⅩⅥ
3,589
2020/08/12 04:23
一通り話し終えたあと、冨岡さんが告げた
冨岡義勇
冨岡義勇
……もしも嫌なら断っても構わないぞ
その言葉に、僕たちは一斉に目を丸くする
断る?まさか
麗日お茶子
麗日お茶子
大丈夫!です!
蛙吹梅雨
蛙吹梅雨
やらせていただくわ
他のみんなも一様にうなずいた
今度は鬼殺隊の皆さんが目を丸くする番だった
我妻善逸
我妻善逸
……意外だな。全員か
耳郎響香
耳郎響香
意外?
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
1人くらい、断るかと思ってた
不死川玄弥
不死川玄弥
なぜあなたのためにそこまで
不死川玄弥
不死川玄弥
仲間でもないのに
……そっか。
この人達は、そう思ってるんだ
轟焦凍
轟焦凍
仲間だ
飯田天哉
飯田天哉
ああ!闇華君だって1-Aの一員だからな!
緑谷出久
緑谷出久
…闇華さんに、そう思われてなくたって
僕たちは闇華さんを仲間と呼びます
緑谷出久
緑谷出久
任務とは言え、命を懸けて、守ってくれた仲間です
闇華さんにとって、
僕たちは護衛対象と言うだけだったかもしれない
それでも、一度でも一緒に戦ったのなら
同じものを敵としたのなら
それはきっと、"仲間"だから
轟焦凍
轟焦凍
最初は守られるだけだった
麗日お茶子
麗日お茶子
その次は、助けてもらったんです
切島鋭児朗
切島鋭児朗
今度は俺たちが助けてぇ!
蛙吹梅雨
蛙吹梅雨
そう思うのは、自然なことだわ
代わる代わる、言葉を紡いでいく
これだけの人数で、言葉が繋がるのはきっと
みんなが、同じことを思っているから
もちろん、僕だって
飯田天哉
飯田天哉
背負わせてほしいんです
耳郎響香
耳郎響香
一緒にね
緑谷出久
緑谷出久
仲間だから。闇華さんも、皆さんも
嘴平伊之助
嘴平伊之助
俺たちも?
蛙吹梅雨
蛙吹梅雨
ええ


















切島鋭児朗
切島鋭児朗
同じもん守りてぇなら、
それは仲間だ!

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