…
!!
放課後になり、校門へ向かうと見覚えのあるピアスをした少年がいた
タタタ
炭治郎ーッ!(ギュー
わっ、あなた!
普通の男子なら押し倒せるようなスピードで走ったのだが、そこは炭治郎
しっかりと受け止めてくれた
そろそろ終わる頃かと思って迎えに来たんだ
一週間ぶりの炭治郎は、変わらず優しい
やだ、私の彼氏最高
忙しくて、会いに来れなくてごめんな
全然!寂しかったけど、炭治郎見たら吹っ飛んだ!
それはよかった
ポンポンと、優しく私の頭を撫でてくれる
あー、好き。
周りから届く好奇の目には知らないふりを決め込む
ね、クレープ食べに行きたい
(プハッ
言うと思った。
炭治郎はコロコロと笑った
いーでしょ。
行こう!
ああ。
私と炭治郎は手を繋いで歩きだそうとした
の、だが
クソ。囲まれた
ようやく全員を把握した頭で脳内検索をかける
えっと…
芦戸さん、上鳴君、切島君
お、あたり
ねー、その人誰ー!?
…(ニコニコ
炭治郎の手を離す
答えたらめんどくさいことになるのは明白
できれば言いたくない
ニコニコ
闇華?
ねーっ!!
…誰か抜け出す方法を教えて
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