第66話

ⅩⅩⅤ
3,624
2020/08/11 03:00
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
あなたは、鬼の血気術によって眠っています
血気術……?
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
端的に言えば、個性のようなものですね
!!
心を読まれた!?
そんなに顔に出てたかな……
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
私たちはこの度鬼の本拠地に乗り込むことを決定しました
不死川玄弥
不死川玄弥
ただ、ひとつ問題があります
問題……?
不死川玄弥
不死川玄弥
こちらが入手した情報では、鬼と敵が手を組んだと
A組
!?!?!?!?
不死川玄弥
不死川玄弥
俺たちは鬼殺隊。相手を傷つけずに倒す方法は学んでいますが、専門外には代わりありません
不死川玄弥
不死川玄弥
それに、襲ってくる鬼を切りながらは無茶な話だ
それはそうだろう
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
だから、あなた達に応援を要請しました
なるほど。でも…
切島鋭児朗
切島鋭児朗
あの……
切島鋭児朗
切島鋭児朗
なんで俺たち何スか?
そうそれ。
プロヒーローだっているだろう
我妻善逸
我妻善逸
……朝のアンケート
轟焦凍
轟焦凍
……ああ、あの鬼をどう思うかとかの
不死川玄弥
不死川玄弥
はい。全て読みました
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
そのなかで、あなた達が選ばれた
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
アンケートをあなた達に受けてもらったて選んだのは、あなた達ならと思ったから
僕たちなら?
我妻善逸
我妻善逸
今まで俺たちは、数えきれないほどの罵詈雑言を吐かれてきた
我妻善逸
我妻善逸
1人を除いてだけど、俺たちに何も言わなかったのは君たちが初めてなんだ
不死川玄弥
不死川玄弥
プロヒーローでさえ、俺たちを罵倒してきた
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
でもあなた達は何かが違う気がする
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
あなた達は、まだヒーローではない。
だからかもしれません
不死川玄弥
不死川玄弥
あなたは俺たちのために、ヒーローの卵のなかに入っていった
我妻善逸
我妻善逸
それなら今度は、俺たちがあなたのために君たちと手を組む番だ










……この人達は、仲間のために自分を犠牲に
できる人たちなんだ






なら僕らのすべきことは……











この人達に、できるだけ力を貸すことだろう

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