第7話

山の中をしばらく走り続けていると
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雪兎
雪兎
師匠〜!
美月
美月
雪兎!
美月
美月
怪我はない?大丈夫?
雪兎
雪兎
どこも怪我してません!
雪兎
雪兎
ほらっ!
そう言いながらぐるっと回る。
見た感じどこも怪我して無さそうだな。
美月
美月
なら良かった…
安心してホッと息をつく。
雪兎
雪兎
まったく、師匠は本当に心配症ですね〜笑
美月
美月
あと少しで夜が明けるかな?
雪兎
雪兎
シカトするのだけは辞めてください心が砕けます。
美月
美月
ごめんごめん笑
雪兎
雪兎
……そう言えばここって一年中藤の花が咲いてるんですよね。
美月
美月
それがどうしたの?
雪兎
雪兎
いや、なんで枯れることなくずっと咲いてるのか気になって……
美月
美月
ん〜……
美月
美月
恐らくだけど、藤襲山は気温の変化があまり無いからじゃないかな?
美月
美月
本来、藤の花は4〜5月に咲く花。
それに対し、日本には春、夏、秋、冬それぞれの季節があるから必ず気温の変化がある。
なのに藤襲山ここで藤の花が一年中咲いてるのはさっき言った通り、気温の変化があまり無いからだと思うよ。
雪兎
雪兎
な、なるほど…
美月
美月
え、どうしたの?
雪兎
雪兎
……師匠ってどんな質問でも答えてくれますよね。
美月
美月
…そうだっけ?笑
雪兎
雪兎
そうですよ笑
雪兎
雪兎
今までいろんな質問を投げ掛けましたけど、師匠が一回も答えなかったことなんて無いでッ!?
雪兎
雪兎
ッし、ししょ…?!
美月
美月
静かに。
鬼がいる……
しかも、この気配は…
美月
美月
(過去に何かあった鬼の気配だ)
鬼の気配はほとんどが欲に塗れているような気配がするが、稀に悲しく辛い気配を纏った鬼がいる。
そしてこの鬼はおそらく……
美月
美月
(かつて大切な人を殺めてしまった)
男の子
男の子
うわぁぁぁぁあ!!!
男の子
男の子
き、聞いてないぞ…
男の子
男の子
こんなのッ…こんなの聞いてないッ!!
そこに居たのは
手鬼
手鬼
また餓鬼がきたなァ
異能の鬼だった____