あれから数週間、あなたから、連絡は来ることはなくなった
会った瞬間避けられる。
そっか…
振られたんだな俺
って、現実受け止めるまで時間かかった。
俺は、オフの日貯め買いしていた小説を読み進めていた。
すると震える携帯を手に取ると
あなたと書いていた。
息を飲んで電話に出た
松村『もし…も…』
俺の言葉を遮るかのように
あなた「うぅっ…泣」
あなたの啜り泣く声が聞こえた
松村『どうした?!?!あなた!』
彼女は衝撃の言葉を途切れ途切れに言う
あなた「大我…くんにっ…別れてってっ…」
松村『は…?』
あなた「どうしたらっ…いいかっ、わからなくてっ…泣」
「松村さんっ…冷たくしててっ、ごめんなさっ…」
松村『いいよ、俺は気にしてないから』
なんで?
なんであなたを泣かせた?
なんでだよ。
なんで
あなた「松村さんっ…私…どうしたらっ…」
…なんで、あなたが俺と前一緒のこと考えてんだよ…
あなたは…あなたは…
松村『あなたは、幸せにならなきゃいけねーんだよ…』
あなた「松村さっ…」
松村『あなた、少し待ってて』
俺は、
京本のとこへ向かった_
松村『おい!!!出ろよ!!!』
俺は荒々しく京本の家のインターホンを鳴らし、
声を張り上げる
鈍く開くドアからは迷惑そうな顔をした京本が出てきた
松村『おい!!!お前!!!』
京本『近所迷惑だから、上がって話そう』
冷静な京本にさらに腹が立つ
沈黙を俺が終わらせた
松村『なんで別れた…』
京本『好きじゃないから』
松村『は?じゃあなんのために!!!』
京本『北斗が、
好きそうだったから』
松村『あ゙…?
お前、もう1回言って見ろよ!!!!』
俺は京本に飛び掛る
京本『飽きた。お前にやるよ』
京本は俺を見ずにそう言い放つ
俺は、家を出る前に
松村『お前なんか…
仲間じゃねーから』
勢いよくドアを閉めた
あぁ、あなたになんていえばいい?
どんな顔してやればいい…?
分かんねぇや、俺、w
言い難い、なんて言おう、どうしよう…
ほんとは、もっと残酷なんだ。
嘘、ついてごめんね
いつになったら、
恋愛として見てくれるのだろう…
少しは、期待していい?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。