第73話

11月7日
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2023/01/19 10:58
3年前。俺とあいつが26の時。
俺はプロポーズする時を決めてた。それなのに籍を入れねぇのは
理由としては簡単つーか。完全に俺の私情だ。
今より3年前に萩原が爆弾により大怪我をした事件があった。俺がまだ爆処にいる頃に俺が爆弾の解体が終わって萩原の解体を待ってる時
萩原の解除した爆弾が爆破した。解除してたんだ。タイマーが蘇ったんだ。
その爆弾を仕掛けたやつは捕まってねぇ。だけど11月7日に絶対爆弾を仕掛けてくる。それが警視庁に予告されていた。
犯人を捕まえて俺はあなたにプロポーズする。
買ったばかりのシンプルな指輪をポケットに入れて、仕事をした。
捜査一課に配属されてもなお俺は犯人を捕まえるしか脳はねぇし、3年前に爆破された萩原は3年後の今も通院しねぇといけねぇまでの怪我を負った。
萩原は気にしなくていいなんて言うけど、俺は許さねぇし絶対引っ捕まえてやる。
もし俺が死んでもあいつは俺とは恋人関係だ。
俺が死んでも夫婦よりかは悲しまねぇと思う。





































































































































































































































11月7日。警視庁に爆破予告がきた。予想通り分かりずらい暗号付きだ。
俺が暗号を読んで来たのは遊園地の観覧車。
中には爆弾があったんだ。簡単なもんだ。俺が解除すればいいって判断してゴンドラの中に入れば
爆弾魔はこことは違うところに爆弾を仕掛けていて、ゴンドラの中の爆弾の爆破数秒前で違うところに仕掛けられた爆弾の場所が表示される。って爆弾から文字が出てきた。
病院には一般人もいる。だから俺は待つことにした。
この文字を見て俺は死ぬ事をもう覚悟した。
なんだよ。クソがよ。
俺はずっと口説くのに時間かかった女と結婚できねぇのかよ。
俺の高校生活全部かけて落としたんだぜ。
一途で俺の仕事が遅くなった時、おかえりつって笑って夕飯作ってくれてるあいつにずっと惚れつづけたんだ。
松田「まだ…………死にたくねぇなぁ………生きててぇわ……」
この5分あまりのタイマーに弱音を吐いた。
萩原のやり返しが終わるまで弱音は吐かねぇって決めてたんのによ。
俺は思わず、あいつの連絡先をスマホで開いて電話を繋いだ。

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