俺がいじめに気付いたのは、夏半ばの頃だった。
いじめは恐らく、入学式のあとから始まっていた。
なんでそんな早くから始まったのかは分からない。
俺はいじめに気付いてから定期的に1年生の教室を見に行くことにしていた。
幸いなことに莉犬くん達があなたちゃんを虐めている所を見つけたから、証拠としてスマホで録画をしていた。
そんなある日、あなたちゃんと会ってしまった。
あなたちゃんと会った時、あなたちゃんは傷だらけだった。
莉犬くん達から打ち明けてくれるかを待っていたけど、いくら待っても何も言ってこなかった
それくらい酷いことをしてたのかな?
と、思っていた矢先……
とんでもない事が起こった
あなたちゃんが死にかけたのだ
何をしたのか詰め寄りたかった
けど、本人達は反省しているようだったから何も言わなかったけど
心の底から反省はしていなかったんだね
~~~~~いじめに気付いてから終了~~~~~
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。