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第2話

とある夏の刹那の歌。
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2019/07/06 02:58
夕景 空を裂く 風邪が頬撫でる
相も変わらずに 夏に目をそらす。
「あれから何年経ったのかな」
代わり映えしない景色さえ
日に焼けた僕の熱い肌を赤く染める。
僕らが見てた景色は儚い夢の続きなのか……。
茜色の空を見た。
夜空に浮かぶ光は、また来る明日を彩った
夏の星座。手を伸ばせば会えるかな。
きっと、いつかきっと。会える気がしたんだ。






























とある季節瞬間刹那お話

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