第3話

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2019/07/16 13:51
はじめ
あなた、今日は一緒に帰ろ!
帰りのHRが終わり

いつもははるか先輩と

腕を絡ませながら帰っている

先輩が珍しく迎えにきた。
だいちぃ
先輩と帰るの?
あなた

まあ珍しいから…そうしよっかな

たなっち
そっか〜
やふへゐ
じゃあちゃんと話してこれば?
かな
そうだよ、そうして!
あなた

うん、わかった

あなた

じゃあ明日ね!

だいちぃ
ばいばい
あなた

先輩、お待たせしました

はじめ
じゃあ行こっか
『今日は俺の家親帰ってこないから

久しぶりにおいでよ』と言われ

先輩の家についた。
あなた

おじゃまします

はじめ
どーぞ
あなた

あの、先輩

はじめ
ん?
あなた

私、話したいことがあるんです

はじめ
うん、どうした?
先輩にリビングに案内されて

ソファに横になって座った。
あなた

先輩って…

ほんとに私の事好きですか?

はじめ
当たり前じゃん
あなた

じゃあなんでいつも

はるか先輩とか他の女の先輩の所ばっか

行っちゃうんですか…

はじめ
妬いた?
あなた

妬くに決まってるじゃないですか…

私の目の前で腕組んだりしてるし…

はじめ
可愛いな笑

俺はお前しか見てないよ?
あなた

何回も私言ってるじゃないですか

はじめ
そうだっけ
先輩はいつもこうやって

はぐらかす…。
はじめ
ほんとだから信じろよ
先輩からきつく抱きしめられた。

こんなのキープみたいなもんじゃん。

さすがに私はもう我慢できなかった。

いつもはこのまま許して

抱きしめ返してるけど

先輩の手をどけた。
はじめ
あなた?
あなた

私もう無理です

あなた

別れましょう

はじめ
な、なんで…
あなた

そんなに我慢強くないんで

あなた

今までありがとうございました

はじめ
ま、待って…
先輩の言葉を無視して家を飛び出した。

ほんとは今すぐ戻って抱きしめたい。

『すき』って何回も伝えたい。

でももうだめなんです。

ポロポロと涙をこぼしながら

家に帰った。

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