第5話

よん
466
2019/07/18 08:18
はじめ
あなた、行こっか
あなた

はい

あなた

じゃあ来週ね!

だいちぃ
頑張れよ
あなた

ありがとう!

だいちはみんなよりも一番近くにいる存在。

だいちにもみんなにも

心配かけないようにしなくちゃ…
私とはじめ先輩は人が少ない公園の

ベンチに座って話し始めた。
はじめ
俺…あなたに初めて拒絶されて

自分がどんなことしてきたか

やっと気づいたんだ
はじめ
今まで傷つけてごめん…
はじめ
もう1回俺にチャンスがほしい
はじめ
今度はあなたしか見ないから
真剣な目でそう言われた。

私だって先輩のこと大好きだもん…

せっかく別れるって決めたのに

そんな事言われたら許しちゃいますよ。
あなた

分かりました…

私から目話さないでくださいね?笑

はじめ
ゆ、許してくれるの?
あなた

分かってくれたならいいんです

しかも私からふったのに

まだ全然先輩のこと好きですもん

はじめ
そ、そっか//

俺も好きだよ
あなた

ほんとですかー?笑

はじめ
ほんとほんと!
あなた

ありがとうございます

すっごい幸せだった。

やっと通じ合えたと思った。

なのに…長くは続かなかった。



3ヶ月後
はるか先輩
はじめ〜
はじめ
あ、はるか
窓から見える渡り廊下で

また腕を組んで歩いている先輩達をみた。
だいちぃ
おい…嘘だろ
あなた

…やっぱ治らないのかな笑

辛すぎて笑ってごまかすしかなかった。

今は放課後でだいちと私が日直だったから

二人しかいない。

よかったみんないなくて…

先輩、私しか見ないからって言ってくれたくせに…

また我慢しなきゃいけないんですか。
だいちぃ
ごまかすなよ
だいちぃ
今俺しかいないし
あなた

だいちにはバレちゃうか…

だいちぃ
もうほんとに別れろ
あなた

さすがにね…

だいちぃ
ねえ、あなた
あなた

うん?

だいちぃ
俺にすれば?
あなた

えっ

だいちぃ
あいつより俺の方が

お前のこと分かってるし
だいちぃ
ていうか

俺ずっとお前のこと好きだったのにさ
だいちぃ
鈍感すぎない?
あなた

そ、そうだったんだ…//

だいちぃ
俺とは付き合わなくてもいいけどさ

とりあえずあいつとは別れて
あなた

うん…もう電話で言う

あなた

私、流されちゃいそうだし

だいちぃ
今言えば?
だいちぃ
ひどいこと言われたとしても

俺がそばにいるし
あなた

うん…ありがとう

先輩にかけると3コールくらいで

でてくれた。
はじめ
もしもし、どした?
あなた

やっぱ先輩変わりませんでしたね

はじめ
え?
あなた

今度こそもう無理です

あなた

別れましょう

はじめ
俺…なんかした?
はるか先輩
ねえ、まだー?
うそでしょ…

私と電話してる時でも

他の女の人と一緒にいるの?
あなた

分からないならもういいです

さようなら

一方的に電話を切った。

スマホの電源も切った。
だいちぃ
帰ろう
あなた

もう忘れて新しい恋を見つけよう。

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