朝、俺は6人で登校した。
友達、と呼べる人と登校するのは久しぶりで、本当に嬉しかった。
でも、現実は変わらなかった。
最初は何を言われているかわからなかった。
でも、少しずつ頭は理解して言って……。
あの5人を馬鹿にされたことが、許せなかった。
あんなに優しい人たちが、俺を馬鹿にして楽しむ?そんなこと有り得ない。
俺が馬鹿にされるのはいつもの事だったし、言われると辛いけど少しなら耐えられるからその時だけは辛いのを耐えた。
でも、そんな俺の気持ちを直接こいつらには言えない。
このやり場の無い思いをどうにかする方法は、
ひとつしかなかった。
家に帰ってから。
俺は自室にこもる。
少しだけ、痛みを感じた。
今まではだいぶ深く刺さないと痛くなかったのに。
ちょっと切っただけで痛みを感じたことに、俺は喜びを感じた。
グサッ ザシュ
それから俺は至るところを傷つける。
部屋がもう血だらけになった頃。
コンコン、とドアを叩く音が聞こえて、誰かが入ってきた。
入ってきたのはころんさんだった。
怒られると思った。自分の身体をこれでもかと言うくらいに傷つけて、やめなさいって、言われるかと思った。
でも、そうじゃなかった。
何故か俺は、心配された。
「もうやめなさい」なんて、言われなかった。
少し心に嘘をついたことなんて、気づけなかった。
タメ口で、あだ名で話せる人がいる。
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
なんかこれよくわかんないんですけど
ありがとうございます(((?)))
これからも頑張ります(
目指せデイリー100位以内〜(((無謀
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。