第19話

927
2021/12/05 11:45
莉犬
莉犬
はぁ……休日だ……
家で伸び伸びと過ごす。


特にすることも無く、暇だった。けれど。
さとみ
な、なあ莉犬。ちょっと出かけないか?
莉犬
莉犬
え?いいですけど…。どこへですか?
さとみ
ちょっと…行きたいところがあって
莉犬
莉犬
いいですよ (ニコッ
あの時、自分のことだけ何も言わなかったことについて聞けるかな。


それから、前にるぅとくんの苗字を聞いてから他のみんなの苗字も気になるな。


さとみさんなら教えてくれるかな…
莉犬
莉犬
あ、あのっ、前にるぅとくんの苗字を
聞いたんですけど…。
他のみんなはなんて言う苗字なんですか?
さとみ
苗字か。えーっと……。
さとみ
俺は桃風怜深モモカゼ  サトミ、ころんは青柳心鈴アオヤナギ コロン
ジェルは東橙流アズマ ジェル、なーくんは紫山七森シヤマ ナナモリ
お前は?
莉犬
莉犬
あ、紅音 莉犬アカネ  リイヌです。
教えてくれてありがとうございます。
そう言うと、さとみさんはちょっと照れくさそうな顔をして、こう言った。
さとみ
別にさとみさんって呼ばなくてもいいぞ…タメ口でもいいし……。
莉犬
莉犬
!!
ちょっと照れて言ってるのが可愛くて、面白かった。


俺はクスッと笑って彼の名前を呼ぶ。
莉犬
莉犬
わかったっ!さとちゃんっ! ( ニコッ
さとみ
 (  ドキッ…

……お、おう。
それから俺らはカフェに行ったりお花屋さんに行ったりした。


忘れていたけれど、今日はハロウィンで街中たくさんの飾り付けがされていた。

楽しんで色んなところを回っているうちに、気づくと夜になっていた。
莉犬
莉犬
わ、もう夜になっちゃったね。
さとちゃん、帰る?
さとみ
……莉犬。
莉犬
莉犬
ん?
さとみ
は…ハッピーハロウィン……
そう言ってさとみくんは、俺の頭の上にポン、と何かを置いた。


手を伸ばして俺の頭の上に乗ったものを見る。

それは……。
莉犬
莉犬
わ、マフラーじゃん!
え、さとちゃんが買ってくれたの?
さとみ
ん……。手づくり。
莉犬
莉犬
手づくりっ!?えー!すごいっ!
まるでお店に売っているかのような出来栄えだった。


早速マフラーを首に巻いた俺は、さとみくんを見上げて話す。
莉犬
莉犬
ありがとうさとちゃんっ! ( ニコッ
さとみ
  (  ドキッ

あ、ああ…。
気に入ってくれたなら何よりだ。
そういうさとみくんの顔は、少しだけ赤かった。
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これそこそこ新作〜(?)

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