『黒マスク』最後まで読んでくださりありがとうございました。
この物語は最近は生活必需品になった"マスク"の色を中心に2人の山あり谷ありの恋模様を描いたお話です。
いつも何気なくつけているマスクは
色によって顔の印象を変えたり
コーデに合わせて雰囲気を変えたりすることができます。
毎日何気なく選んでいるマスクの色は
あなたのその日の心の色なのかもしれません。
黒、白、ピンク、マーブル色。
恋愛も人の心も一色ではありません。
2人それぞれの色が混ざりあって2人だけの色をつくるのが恋愛だと思います。
たまに上手く混ざらない時もあります。
混ぜて汚い色になってしまうこともあります。
でもそれは2人だけの色で
2人がその2人だったからこそできた結果です。
それを2人で協力して、いい色になるよう努力したり
たまには和解という白色をたっぷり入れてまた描き直すこともできます。
今回の作品はマスクの色で、2人のころころと変わる恋心を表現しました。
恋愛は2人で描く絵。
真っ白なキャンパスに2人だけの色で描いていくもの。
型なんてありません。
2人だけの作品をつくりあげていくものです。
丁寧に筆で描かなくたっていいんです。
バケツに入ったペンキをバシャーンとかけるのでもいいし
手足で塗っていくのでもいい。
余白が沢山あってもいいし
びっちり端まで塗っててもいい。
私が今回この作品で伝えたかったのは
どれだけ見栄えが美しい恋愛よりも自分らしい幸せな恋愛をしてほしい。
これに尽きます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
みう
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!