『…暇だな、苺大福でも食べに行くか』
『すみません、苺大福一個ください』
店員「はいよ!」
店員「どうぞ!アンタべっぴんさんやねぇ、
一個無料であげるよ」
『有難う御座います』
蜜璃「こんにちは!!」
店員「今日も元気やねぇ、桜餅は何個いる?」
蜜璃「取り敢えず100個下さい!」
店員「はいよ!!!」
『こんにちは』
蜜璃「きゃあ!あなたちゃん!!」
『ここ来るかい?』
蜜璃「お邪魔するわ!!」
この子は同じ柱の甘露寺蜜璃。
とにかく可愛い。
誰にでも優しい子。
こんな私にも優しく話しかけてくれる。
『元気そうで何よりだ』
蜜璃「あなたちゃんも!」
蜜璃side
この子は同期のあなたちゃん!!!
美人さんで、とっても強いの!
優しいし、かっこいいし…
私の憧れの人よ!!
店員「桜餅だよ!」
蜜璃「有難う御座います!」
『苺大福一つ食べるか?』
蜜璃「いいの?!私の桜餅もあげちゃうわ!」
蜜璃side end
ほら、やっぱり優しい…
私とは違う…
私もこんな風に優しい子になれるといいけれど
蜜璃side
やっぱり!今も苺大福くれた!!
とっても優しいのね!
尚更憧れちゃうわ!!!
憧れ、信頼。
二人の間には何の壁もない。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。