第7話

遺書。
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2020/09/18 15:04



毎日、

寝る前に

貴方の遺書を読む。


何度読んでも

何度読んでも


涙が溢れてきて。

もう、いい加減慣れないといけないと





思うんだけど。

誰にも知られないように泣いて、

朝には笑顔で家族と会話してる。

貴方も同じだったのかな?


私が貴方の元に行きたいと何度思って




何度駄目だと思ったのか。



私には守らなきゃいけない笑顔がある。


簡単に残してはいけない。

だからもう少し、待っててもらえるかな?




私の事なんて知らないから気にしてないよね?

そっちに行ったら会いに行くから


笑顔で歌っててね。

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