まずい、昨日眠れなかった。
告白しようかしないか迷いすぎて一睡も...。
眠たい...
どうしよう本当に。
告白しても、てお兄ちゃんは私の事今までみたいに接してくれる?
変な壁を作られたり、しない...かな?
聞けるわけない...。
「てお兄ちゃんが好きなんだけど」なんて。
断られて終わりだろうな。
____...やっぱ、少し、勇気だしてみよう...かな。
いや、告白しよう。
今日。にでも。
テオくん視点
今日はあなたとデートだ。
__なんてな。兄貴もいるんだけどさ。
俺はあなたが好きだ。
もちろん兄妹としてもだけど恋愛としても。
いつも俺をちゃんと見てくれて、俺を頼ってくれて。
これからあなた以上好きになる女性なんて一人もいないと思う。
それくらい大好きだ。
しかし、告白できっかね?
...きっとあなたは俺を兄としか見てないだろ。
告白しても多分困らせるだけ。
ただ俺は、少しの可能性にかけてみたい。
あなたは子供好きだ。俺だってそう。
でも、俺と付き合えば子供は産めない。
結婚も出来ない。
俺と付き合えても、デメリットしかない。
あなたは、嫌がるだろうな。
もう、この笑顔を俺に向けてくれなくなるのかな。
もう、頼ってくれなくなるかな。
幻滅するかな。
下を向きながら、なにやら話したそう。
なんだよ、と思いつつも俺は深くは聞かなかった。
いや、聞けなかった。
あの雰囲気からして、男が出来たと思ったから。
あなたは嘘を着くのが下手くそで、すぐ顔に出る。
今日だってそうだ。
なんでもないくせに。
...俺に隠すような事なのかな。
決めた。
今日
告白しよう
(あなたちゃん&テオくん視点)
『私は、テオ"くん"が好きだから。』
『俺は、あなたが好きだから。』