カチカチ
さっきのブログの続きを見てみよう。
『…私はグループを作った。
それが私、桜木 かなみ、近藤 さら、樋口 葵の3人グループ。』
『全校生徒で行われたゲームだったので、グループは71グループが出来た。
もちろん、人見知りな影が薄い子は1人だった。』
『私は1人のこの中に幼なじみがいたけれど、助けてあげられなかった。
その子は自殺した。』
『私と、残りの二人は家に隠れていた。
これが、一番安全な方法だったからだ。
だけれども、私たちは毎回出されるMISSIONのために必ず、外に出なくちゃ行けない。
クリア出来なかったら殺されるのだろう。
私たちのMISSIONは、3人の好きな人を殺すこ
とだった。
私には、好きな人はいなかったからMISSIONはやらなくてもオッケーだったが、さらと葵には付き合って間もない彼氏がいた。』
『涙で濡れたナイフを彼氏の腹部に刺した。
さらと葵はその場でうずくまったまま私は何も声をかけてあげられなかった。
酷い私…。
なんなのこのゲーム早く終わってよ?なんでこんなのやってるの?誰か終わらせてよ?ねぇ?誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か…』
怖いと思い、急いでパソコンを閉じた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。