それは私が中学生の時。
その時もいろんな男子から告白されてた。
でも断った。
でもそのせいで。
同じ学年の男子。
また告白なんだろうなって思ってたけど。
もっと酷いことで。
手で口を塞がれて体育館裏に。
そして犯された。
何回も。
2年間。
体が限界で学校を休んだこともあった。
それから男が怖くなった。
呼ばれても結局は犯される。
何もしないって言われてもされたんだから。
私の体質が悪いの。
それから引っ越して今の状態。
シルクが優しく抱きしめた。
私は涙が零れた。
本当の彼氏にしたいくらい。
かっこいい。
シルクは暖かかった。
マサイと同じ。
中学の男子と全然違う。
優しいその声。
背が小さいくせに大きな心。
私は彼に惹かれてしまっていた。
マサイも。
恋なんてしたくなかったのに。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。